GM破綻に思う


私が子どもだった頃のアメリカは輝いていました。


父は戦後すぐからの海外旅行代理店の草分け的存在で(経営者ではありませんが)
当時日本に乗り入れている航空会社はパンアメリカン航空1社だけでした。
小学校に上る前の幼い私は、
父はパンアメリカン航空に勤務していると思い自慢でした(^_^;)




ハリウッド映画も私を夢中にさせました。
特に映画の最初に鮮明なカラーでライオンが吼える
MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)のタイトルにわくわくしたものです。




60年代初めの人気TV番組【サンセット77】に登場する
リーゼントがイカシタお兄ちゃん”クーキー”が人気者でした。
そのクーキーが駐車場から大きなアメ車のオープンカーを出すとき
大きな車体がボヨ〜ンと波打つのになぜがシビレタものです(^_^;)
 



書き出すとキリがありません。
強いアメリカ、豊かなアメリカ、大きなアメリカ!かっこいいアメリカ!
の中で私は年少時代を過ごしたのです(^_^;)




しかし私の大学時代はベトナム戦争の真っ只中、
パンアメリカン航空も破綻し、
MGMもソニーに買収されたり経営権を転々とさせ、
サブプライム問題やリーマンやAIGの破綻問題と…そしてGM
すっかりアメリカ神話は地に落ちてしまいました。




なぜGMが破綻したか?
それはまさにお金中心の金融資本主義によるものだと思います。
経営者も株主や投資家も、短期の利益を出す事だけに猛進し
大きな視点を見失った結果ではないでしょうか。




オバマはGMの再生を目指すと言いますが…
憧れや輝きをすっかり失い
国有化されたキャデラックを誰が買うのでしょうか(^_^;)



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