『裁判員制度』に思う


裁判員制度が5月21日からスタートしたようですが
私には何の目的でこんな事をしなくてはならないのか?よく判りません。




巷間いわれている大きな目的は…
国民に馴染みが無い裁判をもっと身近なものにし興味・関心を
もって貰うようにしたい…といったような事のようです。




裁判に馴染みの無いのは多くの国民が実際の裁判の模様を
知るチャンスはほとんど無いからではないでしょうか。
社会的関心の高いオウム裁判のようなものでも
テレビ中継はおろか写真や録音も出来ないようです。
裁判は公開性が原則になっていて傍聴は出来る事にはなっていますが、
限定された傍聴席を取るためには籤(クジ)になります。
 



私は以前から裁判の模様は
インターネットを使った裁判中継やビデオ・ライブラリーで
誰もが自由に好きな時に見られるようにすれば良いと思っていました。
すでに国会関連では何年も前から定着していることです




今回の裁判員制度の対象にされるのは
容疑者の氏名も顔も公表されている重大な刑事裁判です。
傍聴席に固定カメラをすえ、証人の顔や声は特定出来ないようにすれば
それほど問題はないように私は思うのです。




殺人事件ともなると、事件の周辺には深い関心を示す人や、
事件の現場に近い人や偶然居合わせた人がいるかも知れません。
そのような人たちが裁判の模様をビデオ・ライブラリーで何度も見る事が出来れば
より真実に近い証言が出てくる可能性だって有るあもしれません。




でも、こんな制度はまず国は取らないでしょう。
なぜなら色々な情報が寄せられ裁判の効率性が低下するかもしれないからです。
今回の裁判制度改革には刑事裁判の『迅速化』という文言もあります。




人間の生命に関する判決を『迅速化』するための
素人の国民を使っての『裁判員制度』…だったとしたら怖いですね(^_^;)



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