日本人とマスク  その2


「日本人とマスク」を続けて書くつもりはなっかたのですが…
TVニュースで流される、街の中をほとんど全ての人がマスクをして歩いている
映像を見ていると”その2”を書きたくなりました(^_^;)




私のひとり娘のヒロコは母校(米州立大学の日本校)で
映像編集の講師をしていますが、
本校のフィラデルフィアから日本校に留学に来るはずの生徒が激減し
自分の授業も成り立たなくなるのではと心配しています。




どうも現地で新型インフルエンザのNHK衛星放送のニュースを見て
日本に行くのが怖くなってキャンセルが
相次いでいるようです。




日本人が皆マスクをしてシャッターが下りた商店街を歩く姿は
ミヒャエル・エンデの児童小説【モモ】に登場する
『灰色の男たち』をなぜか連想してしまいました。
『灰色の男たち』とは「時間貯蓄銀行」の社員と称する集団で
未来に時間を貯金さすために、人々の今という時間を奪うのです。
主人公の少女モモがこの時間泥棒と闘っていく小説ですが




マスクの人たちが集団でいるのは不気味な怖さがあります。
それは顔の半分を隠すことで、人格まで見えなくなり画一的な
兵隊やロボットやゾンビ、そして灰色の男たちが連想されるのです。




マスクを実際にしなくても、日本人には画一的な国民性があり
ソレが全員マスクに繋がっている事もたしかです。
ま〜ニワトリが先かタマゴが先か、のようなもので
外国人から見たら怖く見られるのは、分かるような気かします。




そして…年金や老後の不安を煽られ
大切な時間をすっかり奪われ心の余裕を失った今の日本人の姿も
モモの世界とダブって見えてくるのです。




二十年ほど前にヒロコのために買った小説ですが、
じっくりと読んでみたくなりました。



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