【15兆円の財政支出】に思う


政府・与党は景気対策の切り札として【15兆円の財政支出】すると
新聞に大きく取り上げれています。
これでGDP(実質国内総生産)を2%押し上げる効果があるそうです(^_^;)




その財源は税金や国債、すなわち国民のお金や借金です。
これで効果が無ければ砂地に水を撒くようなもので
ますます国民にシワ寄せがくるだけではないでしょう。
実際バブル崩壊後の景気対策としてのムリな公共投資によって
地方財政が疲弊して市民の福祉が切り捨てられていることは
多くの国民が学習済みのはずです。




GDPを上げる為には消費をしなければならないのです。
ようするに節約やボランティアや物々交換をしていたらダメなのです(^_^;)




国民に(財政支出という)借金をさせてまで消費をせよ!と言っているのです。
これで財政が回復したとしても(何が回復か判りませんが)、
その恩恵を受けるのはまずは国や企業です。
今の国民の多くが国や企業に頼りきっているようなところがあるので
それを国民が望んでいるとしたら、しかたないでしょう。
しかし15兆円も投入し効果が無ければどうなるのでしょうか。




歌舞伎座が取り壊され高層インテリジェント・ビルにするそうですが
その莫大な建築費はGDPには大いに貢献することでしょう。
でも出来てしまえばソレで終りです。
新ビルを賃貸などフル回転出来ればGDPは上がるかもしれませんが
上手く行かないと借金が残るだけです。




今回の【15兆円財政支出】も省エネ家電やエコ・カーの買い替えを
優遇するようです。
全世界がエコを成長産業の基盤とするようですが…
これも私によく理解でません。
世界中の人たちが自然エネルギーを利用し電気自動車を使ったり
消費をしないエコな生活をするようになってしまったら
GDPは止まってしまうからです(^_^;)




多くの国民が『先行きの見えない将来不安を感じる』と言っているのに、
国や政治家はどのような具体的ビジョンを持っているのでしょうかね(^_^;)



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