急ぐとロクな事はない

 
効率性やスピードアップのすべてを否定しているわけではありません。
私は1969年22歳で社会にでて丸40年になりますが、
その前半は高度成長の真っ只中で効率性とスピードアップを目指して
私自身も多くのマニュアル作りに係わってきました。




しかし40歳で保険業界に入って、やがてバブルが弾け
1996年に損保系生保を扱うようになって考えは大きく変っていきます。
「急ぐとロクなことはない」と




それは時代が変ってきたことも、私自身が歳を重ねてきたことも
大いに関連しているかもしれません。




まず生命保険は損害保険と違ってニーズが顕在化していませんから
見込み客が現われると”急いで”契約に持ち込もうとする傾向があるようです。
でも住宅に次ぐ高い買い物といわれる商品を急いで買わすのは
ロクでもないと思いました。




次に時代です。
高度成長のインフレ時代ならスピードが重要です。
需要が供給に追いつかなければスピードを上げるしかありません。
インフレで物価や投資が右肩上がりの時は早く買ったもの勝ちです。
でも低成長・デフレ時代に”急いで”する事や、
急いで買わなければならないものが基本的にあるのでしょうか?




次に私の年齢です(^_^;)
私自身はまだまだ心身ともに若い方だと思っていますが
年齢とともに、どうしても大きな視点で見るようにはなってきます。
「スピードについていけないのだろう!」と言われそうですが(^_^;)




2000年前に1億人の人口だった地球は1000年で2億人に
1500年で5億人、1900年で15億人…
そしてこの100年は猛スピードで63億人の人口爆発を起こして、
地球環境までも破壊しようとしているのです。




そして100年に1度の変革の時が必然的にやってきたというのに
スピードの手を緩めないとしたら…
ロクでもないことになると心配するのは私だけでしょうか(^_^;)



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