『覚悟』について その2


3年ほど前に『国家の品格』という本がベストセラーになりました。
その後、本屋さんにいくと『親の品格』『大人の品格』『女性の品格』『会社の品格』
『子どもの品格』などなど品格とつけた新書本が並べられています。
私はジャンルを問わず本の衝動買いをする方ですが、これらの本は1冊も購入していません。
購入することじしんに品格を疑われるような気がするからです。(^_^;)



品格とは、何事においても『覚悟』すればおのずと身についていくもので
ノウハウ本を読んでどうなるものでもないと思うからです。



特に最初の『国家の品格』にはイヤな空気を感じてしまいました。
『品格』を『覚悟』と読み替えると、国家が国民に覚悟を求めているようで
前回のブログでもふれましたが
国家→愛国心→戦争→特攻隊と、までは行かなくても
軍国主義葉隠れにも見られる忠義のための『覚悟』などを強要する社会は
あってはならないと私は思っているのです。



国家の品格』がベストセラーになったこと事態に私は驚きました。
この本を読んだ友人は内容も判りやすく面白かったし、
作者の考えは私の考えとも近いものを感じるからと薦められましたが
結局は読みませんでした。



本の売れ行きはタイトルで決まるとも言われています。
ひとりひとりの日本人の心の有りようを書いた内容であったとしても
出版社が『国家の品格』とタイトルをつける事によってベストセラーに
なったとしたら、国民が国家に品格を求めているとも取れます。




ここにも現在混迷を続ける…政府も企業も国民もの無責任の構図が
見られるような気が私にはするのです。



『覚悟』のテーマが観念的でムズカシイ内容になってしまいました。
品格についてエラソーな事を言ってしまいましたが
妻や娘からは「下品なんだから!」とさげすまされている男です(^_^;)



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