『情報開示』について  その1


これからの時代に必要なキーワードとして
私は『情報開示』と『覚悟』のふたつをあげましたが、
まず『情報開示』についてもう少し具体的に考察したいと思います。



情報化社会と言われかなりの時間が経過しました。
情報開示が大切なことは誰でもが認めることだと思います。
しかし現実に情報は開示されているでしょうか?



サブプライムローン問題は情報が封鎖されたことで起きた問題ではないでしょうか?
逆に言えば情報がすべてオープンに開示されていたらローンを組む低所得者も、
その金融商品に踊らされこともなかったのではないでしょうか?



5月から始まる裁判員制度の目的のひとつが、国民に司法について
関心を持ってもらおうというもののようです。
だったら裁判はもともと公開性が原則なのですから、
裁判の一部始終をネットで配信し、関心のある裁判だったら誰でもいつでも
ネット上で見れるようにする事の方が先ではないでしょうか?



個人情報保護法などという法律のせいなのでしょうか。
保険を含む金融機関や役所や諸々の手続きがとても閉鎖的になりました。
また住所や電話番号やちょっとしたスナップ写真を撮れれることまで
拒絶する人が昔から比べたら増え、とても窮屈な社会になりました。
 


ネットの危険性がよく問題になるようですが
現在のネット社会の多くが匿名性の閉鎖された中で
すなわち情報開示が完全にされないことでおきている問題ではないでしょうか。



21世紀を象徴するというインターネットは
誰でも自由に、しかもコストをかけずに、開示していくことが出来て
あらゆる情報のバリアを取り払いながら、やがては世界中をフラットにしていく
チカラを持ったメデァだと言われているのです。



しかし国家や企業は、政治や経済や社会は、情報をコントロールすることで
成り立っているという側面があるのです。
既得権者は、それによって利益を得てきたのですから…
そうやすやすと情報公開などしたくはないのではないでしょうか(^_^;)



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