一寸の虫にも五分の魂


大企業でもある保険会社がシステム化効率化を押しすすめ、労働分配率の削減をはかって
より大きな収益を求めていくことに、一弱小代理店の私がとやかく言えることではありません。
その路線に乗って大型・中核代理店を目指す同業者に対しても同様です。



また、このような保険会社の方針によって弱小代理店の手数料が下げれていく事に対して
不満はありますが、一弱小代理店がとやかく言っても聞き入れては頂けないでしょうから
それに甘んじるしかないと、私は思っています。



しかし、そのような代理店は、
コンプライアンス上も、お客様満足度上も、劣っていて改めるべきだ」と言われると
黙ってはおられなくなってしまうのです(^_^;)



「更新契約は少しでも早くすませて、すぐに証券が届くことを望んでいる」という
お客様もいらっしゃるかもしれませんが、私の経験上からは大多数とは思えません。
それよりも、このような時勢でもありますので、じっくりとせかされずに
本当に今の契約内容で良いのか?他社や共済でもっと合理的な保険はないかと…
ギリギリまで考えたいというお客様もいるのではないでしょうか。
私は少しでも、そのような気持ちのあるお客様には、もう一度私どもの契約の
メリット・デメリットや別プランも提示し、ご検討されている他社の保険や共済に関して
私の知っている限りの意見をお伝えし、じっくりとお客様に考えて頂きます。



その結果、たとえ他社に契約が移ったとしても、その後はお客様とホンネのお付き合い
が出来るようになったりして、代理店経営の大きな視点から見ればプラスになる
と思っているのです。
こんな悠長なことが出来るのは経費もかけず、自分のペースでやっていけるからですが…
早期更改を怠っている代理店としてペナルティになってしまうのです。




小さな個人代理店ほど、お客様との密着度は高いものと思われます。
今、保険会社がやろうというシステム化やパターン化、早期更改の促進
そして、何度もココで取り上げてきた【意向確認書】や【契約内容確認書】の導入の仕方は
お客様と保険代理店が従来から培ってきた信頼性や密着度を薄めようと
しているように私に見えてしまうのです。
 



インターネットの発展で保険会社が代理店やお客様をコントロールしやすくなったのも事実ですが、
インターネットの発展でより保険代理店と契約者とが経費を掛けずにより親密なアプローチや
フォローも出来るようになったのです。
何でも型にはめて、型ににはまらない代理店は淘汰するというのは
お客様にとっても、保険業界にとっても、…どうなんでしょうか?(^_^;)



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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