企業の目的は?


前回の【10人の社員が独立したら】で何が言いたかったかと言えば…



自分で稼げば稼いだ分だけ収入に結びつくという当たり前の事です。
逆に言えば、雇用されていれば収入は安定するかもしれないが
いくら稼いでも必ずしも収入に反映されないということです。



ところが今問題なのは
『雇用されれば本当に安定するか?』という事です。




高度成長で人手不足の時代は企業の方が安定した人材を確保するために
収入の安定化どころか
昇給やボーナスや福利厚生にも必然的に力を入れてきたのです。
ようするに企業は収益を上げていくための手段として
大量の人材が不可欠だったので、そこに経費の多くを注ぎこんだまでなのです。



今はどうでしょう?
大量の人材を必要としている大企業がどのくらいあるでしょうか?
昔は大量の雇用を生みだした製造や事務も
技術やコンピューターの普及で格段の省力化がされました。




それにもうひとつ、昔のように作ったら売れるという時代が終ったのです。
それにもうひとつ(^_^;)
昔は大企業でもワンマンのオーナー経営者がいたのですが、
今は資本と経営が分離され資本の力が圧倒的に強くなったことです。
これによって経営者は収益追求に徹して労働分配率をも下げていかなければ
経営者自身がクビになるかもしれません。




企業の目的は雇用を安定さすことではなく、
あくまで収益を上げる事なのです。



「企業に雇用の安定化を義務づけろ!」なんて国会でもやっていましたが
これでは、いつまでも解決しないのではないでしょうか。
解決方法は多くの人たちが自分の頭で考え、
自分で稼ぐようになることで、
それこそが新しい時代のライフ・スタイルだと私は思っているのです。



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