10人の社員が独立(例題として)


経済成長の時代には、
個人で細々やっていたら需要に供給が追いつきません。
そこで大きな工場を作って従業員を募集し大量生産していくことで
企業も従業員も投資家も全てが潤うことが出来ました。




経済が成熟し低成長の時代は
大量生産してもモノは売れません。
モノが売れなければ設備や人材は負担になるだけです。




だったら企業や組織を解散して昔のように個人で細々とやればいいのですが
一旦出来てしまった企業や団体はそう簡単に解散出来ないようです。
止めてしまえば、そこで負債だけが残ってしまうかもしれません。




大手の株式会社ともなると株主や投資家に不利益を負わすことが
出来ませんから必死で活路を見出し生き残りをかけます。
でもパイは決まっているのですから消耗戦で疲弊していきます。




いつの時代になっても大資本がなければ出来ない産業はあるでしょうから
大企業が無くなることはないでしょう。
でも資本をかけなくても出来る仕事ならば、
個人でやった方が”得”だと私は思っています。




例えば10人の社員で年間10億の売上げで1億の荒利を出している企業が
あったとします。
10人の社員の平均年収は500万円で年間5000万円が人件費にかかっています。




この10人の社員が独立して同じ仕事をする事になりました。
これまでの組織としてのメリットや効率性は失われたので
10人の売上合計は3割ダウンして7億円になったとします。
一人あたりの荒利は700万円になります。
これまで年収500万円のサラリーマンと荒利700万円の自営業と
どっちが得かは、職種や手法によって千差万別でしょうが
”やりがい”と”生活パターン”が変ることが重要です。




もうひとつのポイントは…売上げが3割下がってということです。
これが”やりがい”と”努力”で、10人の売上合計が10億に戻ったら
当然10人の収入は大きく伸びるというわけです。(^_^;)



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