『意向確認書』は誰のため?


この1年の間だけでも
損害保険の更新や、新たな保険加入で
『意向確認書』(契約内容確認書)の項目にひとつひとつ
チェックをいれて署名をされた方は少なくはないはずです。




この書類は全ての項目に契約者が確認了解したチェックをいれて署名
しなければ更新や契約が出来ない事になっています。




自動車保険の個人契約が全国でどのくらいあるか知りませんが
日本には約8千万台のクルマがあり、
火災保険や傷害保険や生保の新契約も入れたら、とんでもない件数の
『意向確認書』(契約内容確認書)に契約者は署名をしたことになります。
すなわち今現在保険契約をしている人たちは全員!
契約内容を充分に理解していることのになっているのです。(^_^;)




こんなことってありえるでしょうか?




昨年4月、保険金不払問題の後、この『意向確認書』がいきなり導入された時、
私は保険会社も金融庁も契約者の事など考えていないと確信しました。




”保険金不払”が発生した大きな原因のひとつは保険商品が複雑になりすぎ
契約者はもちろん保険会社までが契約内容を理解していなかったとことだと
言われていたのです。




それを商品はそのままにしておいて、
いきなり契約者は更新や契約の限られた時間内に、
”とても複雑な書類”に署名することが強要されたのです。




現在はこの”とても複雑な書類”は少しづつ簡素化しいます。
 



でも、ほんとうに契約者に保険内容を理解して頂こうという気持ちがあったなら
最初はとてもシンプルで判りやすい簡単なものからスタートして
だんだんレベルを上げていくのが普通だと私は思うのですが(^_^;)



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。