”保険が見える状態”になぜならない?〜その2


さて前回に続いての…”保険が見える状態”になぜならないのか?
の分析です。




(A)募集人や代理店が詳しい説明をしようとしない。


これは昔から言われる定番です。(^_^;)
日本の生保営業を批判する時に『生保のおばちゃん』が専門知識がなくて
いい加減な営業をやってきたと募集人に責任を押し付ける事がよくあります。
しかしそのような販売体制を取らしてきたのは保険会社であり、
それを指導してきた監督官庁ではないでしょうか?
契約引受上のトラブルがあると現場が責任を取らされる
トカゲのシッポ的な役割も募集人や代理店は果たしているのです(^_^;)




(B)保険会社の本音として詳しい情報開示をしたくない。


仕組を全部バラしてしまうと魅力の無い保険商品になってしまうと思っているからでは
ないでしょうか(^_^;)
このブログで何度も書いていますが一般的な商品、例えば電子機器とか医薬品
とか興行などは技術やアイデアで企業・消費者の両方が満足出来る
画期的商品を生み出す事が出来ます。
しかし保険や金融商品において誰でも単純に理解出来て
企業も消費者も確実に利益が得られるような商品が可能でしょうか?




(C)コンプライアンスの名の元に保険商品に対する
  保険募集人の自由な発言に対する規制がある?。


規制がある?…?を付けたのにはワケがあります。
私はここ数年ネット上の”保険募集人の自由な発言”について
ささやかながら闘ってきましたが(^_^;)
明確で具体的内容を示した”規制”というのはみつかりませんでした。
ただ保険会社によっては内規や代理店(募集人)契約をタテにして
”保険募集人の自由な発言”を厳しく規制しているのも事実です。
ようするに”保険募集人の自由な発言”を抑圧する”空気”は
歴然としてあるのです。



さて(A)(B)(C)と3つの理由を簡単に書きましたが、
このような状況の中で契約時にお客様の署名を義務付ける
『意向確認書』(契約内容確認書)が登場しました、
これによって”保険が見える状態”になるのか?
次回に述べさせて頂きます。



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