景気対策?選挙対策?


麻生さんは100年に1度の危機ということで
2兆円をばら撒いて3年後に消費税を上げるとか、
自家用車だったら高速道路をいくら走っても1000円にすると
CO2削減問題など無かったような対策を発表しました。




それにしても衆院解散を先送りして100年に一度の危機対策というわりには
短絡的でこんなことで景気が回復すると本気に思っているのでしょうか?




100年に1度の危機どころか、
産業革命以来の大変革期にあるともいわれているのです。
それなのに、これまでの延長線上から
未だに抜け出せなくなっている事が問題だと思っています。




社民党共産党も含めた全政党からマスメディアまでもが
『景気回復』『内需拡大』に異論はないようですが…
ここに問題の根源があることがなぜ議論にもならないのか
私は不思議でなりません。




簡単に言ってしまえば経済成長や大量消費を続けていくことに
限界が来ているということです。
それをムリヤリやろうとすればバブルや今回のような世界金融危機
くりかえされ人々の生活がおびやかされ、地球環境までが破壊していくことに
そろそろ気がついてもよいのではないでしょうか。
 



景気対策としての住宅ローンや投資の優遇減税も大問題です。
不動産や投資が基本的に下降線をたどっていく時代です。
こんな時代に設備投資を煽って借金を背負わされながら
収益を大きく伸ばせていける企業がどれほどあるのでしょう。
 



わが国は世界に先がけてバブルや低金利やデフレの
貴重な経験をしてきたのです。
したがって今回の世界金融危機においても先進国の中では
それほど大きな打撃を受けずにすんだのです。




「世界の遅れを取らないために!」なんて言葉や
選挙目当ての場当たり的な経済対策などアテにしないで、
まずはジックリと自分のアタマで考えてみることです。



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。