単なる保険屋が金融から目が話せない理由


私は単なる保険屋で
私は経済の専門家でも政治家でも投資家でもFPでもありません。
その単なる保険屋で金融商品を一切扱わない私が
どうしてココまで金融に対してのコメントを多く書いているのか?
その理由を少し述べたいと思います。




96年にあんしん生命が設立された時、
損害保険の専業代理店での行き詰まりを感じていた私は
21世紀の時代ニーズを考えたうえで
それまで嫌いだった生保を
少し前向きにやってみようと思いました。




生命保険を設計する上で忘れがちだけど重要なことは
保険金が支払われるであろう時期の貨幣価値です。




30歳の男性が契約した時の保険金額1000万円と
65歳で死亡した時の貨幣価値が大きく違えば契約者は
損をすることになるかもしれないからです。
高度成長のインフレ時代は契約者はこれによって損をし、逆に保険会社は
大きな収益をあげバブル破綻まではザ・生保ともてはやされました。




しかし、これからは低成長で大きなインフレの可能性も低い中で
自己責任の少子高齢化社会を迎えなければならない。
そんな考えの元に
『生命保険が本来持っている資産性を利用した考え』を
9年ほど前からネットの保険関連の掲示板でも発言してきたのです。




ところが驚くことに、
「これからインフレが来るのに何を寝ぼけた事を言っているのだ!」
「保険は少しでも安い掛け捨てにして、投資に回すのが常識!」…
といった意見が大多数で、いつも袋叩きにあってきたのです(^_^;)

それでもネットは面白いもので、私の考えを支持してくれる消費者も中にはいて
ソコソコの契約を頂だいてきたのです。
それらのお客様には外貨建てや変額などの契約者にリスクが転嫁される保険や
難解で不鮮明な投資や金融商品に対しては基本的には控えるよう
アドバイスしてきたのです。




色々な考えがあって正解はありません、
結局はお客様の自己責任で私の考えを支持し頂いたのです。
そういったお客様が増えていくほど、私の考えに間違いがないか責任を感じ
単なる保険屋の私が
経済・金融から目が離せなくなってしまったのです。(^_^;)


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。