【ねずみ講】は終らない!?

  
前回ご紹介した新書本の
【すべての経済はバブルに通じる】(小幡績著)は
とても明解で判りやすい!…と書きましたが、ひとつ疑問が残りました。




今の金融や経済が【ねずみ講】で
これからキャンサーキャピタリズム(癌化した資本主義)が万延していく
としたら、それを食い止めるにはどうすれば良いかという事が
まったく書かれていないのです。



そして興味深いのは著者の小幡績氏個人投資家でもあるのです。(^_^;)
投資に関するハウツー本を何冊か出版しており
彼のブログのタイトルも【小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記】
そのブログを私が見る限りは今回の金融危機にたいしても
単なる投資家のコメントとしか思えないような…すなわち
金融市場(彼の言う”ねずみ講”)が安定したことに評価を
しているようです。



小幡氏は【ねずみ講】だとか【癌】だとか言いながらも
このままの資本主義経済が続き、多くの人たちが社会保障や投資に期待し
右肩上がりの景気を期待している限り【ねずみ講】は終ることはない。
…であるなら、その構造を熟知したうえで儲けてやろうというコンタン
なのかも知れません(^_^;)




私は小幡氏の【ねずみ講】という表現にいたく納得した人間です。
これまでも私はお客様に金融商品や投資を薦めることは一切出来ず、
また右肩上がりの経済成長(インフレ)を前提にしたような保険設計には
異議を唱え続けてきたのです。



それではショボクレた代理店で終わってしまうのかもしれませんが…
ねずみ講】や【癌】だと判っていて、その修羅場を潜り抜けるなんて
小心者で不器用で怠け者で博才の無い私にはとうてい出来ません(^_^;)



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。