本来の顧客満足度


16日(土)ブログ【損害保険業界ノススメ】のオフ会に参加してきました。
その事に関しては私のHPの週間KENの方に書かせて頂きました。



最近、町の魚屋さんや電気屋さんが見直されるようになり
逆に大型商業施設が経営に苦しむところが増えているようです。
なぜかというと経済状況や生活環境が変化していくことで
消費に対する考え方も変わってきたということです。



例えば…食品の値上げが家計を苦しめている昨今ですが、
漁師さん達が近海で獲った雑多な魚はほとんど売れないそうですが
どれも個性があってとても美味しいそうです。
なぜ売れないか?と言えば、ほとんどがスーパーの棚にならべて売られるからです。
そこでは誰でも馴染みのある魚がサイズも統一されパックして効率性を高める
ため規格外の商品は敬遠されるのです。
しかし時代はECOで限られた資源を大切にすることです。
高齢者が増えて少ない収入で、しかも少しでも文化的な心豊かな生活をしたいという
人たちがこれから増えていくでしょう。
そこで町の魚屋の親父さんが魚市場からスーパーでは相手にされない旬で雑多の魚を
安く仕入れて、魚屋の親父さんとのヤリトリを楽しみに来るお客様相手に
料理の仕方など簡単に教えたりして売るという昔ながらの販売です。



このような販売形態を『大型ショッピング・モール』でも出来ないことではありません。
店員の個人的なキャラクターを前面に打ち出すところもあるようです。。
しかし、それは集客のための戦略であって、そのためのコストもかかって
個人商店が自然にやっている事を上回ることは難しいのです。



同じ原価の商品を同じ値段で販売した場合
『個人商店』と『大型ショッピング・モール』のどっちが利益が大きいでしょうか?
販売コストがかからない『個人商店』の方が利益が多いはずです。
ある洋菓子店が『大型ショッピング・モール』に出店した場合たいへんです。
売っているケーキの値段は同じです。
自分の店で作ったショート・ケーキは目の前で380円で売れます。
ところが『大型ショッピング・モール』で売るためにはケーキを壊れないように注意し
保冷車で運ばなければなりません、そして売上げの○○%が歩率で取られ
(または家賃)、そこでの人件費も賄なわなければなりません。



ケーキ工場の職人をたくさん抱え、ケーキをつくればたちまち売れる時代なら
それでもガンガン製造し売れたでしょうが、もうそういう時代は終りました。



パティシエとの直接のふれ合いや品揃えがある唯一の自店で
楽しいショッピングを提供することこそが本来の顧客満足度ではないでしょうか?



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
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