【新自由主義】の問題点


新自由主義】の問題点は、
市場を自由に任せることでたとえ富の一極集中があったとしても
その富は配分されて、経済は上手く回っていくという前提にたっています。
しかし現実には、そうならずに貧富の差が拡大している事です。
 


たかやんさんが言われる通り、キリスト教社会や、また発展途上国などでは
富んだ者は寄付や慈善事業をしたり、
贅沢な大きな家を維持する事で雇用を生んだり
ある程度の富の配分が昔からなされてきました。
 


ちなみに日本はキリスト教的な寄付の文化はあまり無いようですし、
金持ちが贅沢を極め大きな家に住めば”成金趣味”と蔑まれ
庶民に溶け込み清貧な暮らしをする方が尊敬される傾向があります。




さて…どうして【新自由主義】の下では富の配分が行われず
格差が拡大していったのか、という事です。



新自由主義】は『市場原理主義』と言われますが、
これは”経済の世界”の話なのです。
この世は経済が全てで成り立っているのではないのです。(^_^;)
経済はあくまで人間の営みを助けるための一つの手段であって
経済の為に人間は生きているのではないのです。



この、当たり前で大切な事を忘れてか無視してか
巨大化していくマネーがグローバル化した社会をターゲットに
利益のみを求めて付き進めば、当然の結果ではないでしょうか。



そもそも【新自由主義】が広がっていったのは
アメリカが自動車をはじめ多くの生産力が弱まっていったのと
物は満たされるようになり、売るものも限られてきたので
こんどは"金融で稼ごう”という戦略をたてたものです。



そのおかげで弱いドルが強くなってアメリカが立ち直ったかと
思えたのですがサブプライム問題で躓いたようです。(^_^;)



アダム・スミスの見えざる手は、
経済がグローバル化されていない時代の話です。
人の営みの中で経済活動が行われていれば…
そこから外れた経済活動は必然的にハジカれて
市場は”見えざる手”によって上手く回っていくという
考えなのではないでしょうか。



新自由主義】は私には投資家のための…
もっといえば金融ビジネスを主力にしようというもので、
金融ビジネスは勝つ者がいれば、必ず負けるものがあり、
カジノと同じで素人には勝ち目が無いのです(^_^;)



このような世界はユダヤ人をはじめとする、これまでも長い歴史の中で
世界経済を操ってきた人達には実力をはっきするかも
しれませんが…
さて我が日本人です(^_^;)



●続く



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