それでも終身雇用を望まれますか?


六太郎さんは終身雇用にこだわられているようですね(^_^;)



安定した雇用が好ましい…という事は判ります。
しかし企業は福祉団体ではないのです。



終身雇用を望む人達は就職したいと思う企業は
一般的には安定した大企業になるでしょう。
安定した大企業の多くは株式会社です。
大手の生命保険会社は相互会社が多いですが
これらも株式会社に変更しようという動きがあります。



株式会社の目的は
商品をたくさん販売し,利益を上げ、株主に配当、
役員には報酬として、利益を還元することです。



そのために従業員を雇用して上記の達成のために
なるべく労働分配率を低く抑えるための効率的経営を
考えるのが経営者の役目です。



したがって経営者がもし従業員の安定雇用と報酬を優先し
経営を悪化させ株主への配当をおろそかにしたら,
株主総会でクビが飛ぶかもしれないのです。



さて、
時代は人口減少社会です。
地球環境やECOが叫ばれる時代です。
そして
実態経済の○倍もの投資いや投機マネーが利益を求め
ハイエナのように世界を駆け巡る時代です。



ようするに市場のパイは縮小するのと反比例して
投資マネーは膨張し投資家の力が強くなる中で
企業経営者は…
【商品をたくさん販売し,利益を上げ、株主に配当、
役員には報酬として、利益を還元すること】…を目的に
より拍車をかけて頑張らなくてはならないのです。



もちろん保険会社も同じです(^_^;)
保険加入率も高くパイも縮小傾向にあるというのに
効率性の悪い小さな代理店は淘汰して
パターン化・マニュアル化で誰でも扱える大量販売でも
感がえているようです。
その目的は決して消費者や代理店のためでも
保険会社の社員のためでも無いことはたしかです(^_^;)



でも企業である以上それを止めるわけにはいきません。
投資マネーは実態経済に反比例して増え続けます。
パイの取り合いでも、市場を無理やり作ってでも
企業は収益を上げ続けなければなりません。



ようするに企業に縛られ”資本の奴隷”と化して(^_^;)
働けば働くほど…資本家を豊にする事に貢献しても
自分に還元される事は多く望めないという事です。
そして貧しい労働者階級として固定されてしまう
可能性だって充分に考えられるのです。



ことわっておきますが私はマルクス主義者ではありません。
単なる保険屋です。(^_^;)



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