『終身雇用』は望んでもいけない


>Dr.KEN様の仰りたいことが良く分からないのですが……
>これからは、終身雇用制度などなくなるということでしょうか?



また六太郎さんからのコメントを引き継いでのブログです(^_^;)



終身雇用がこの世から無くなる事はないでしょうが…
多くの人が『終身雇用』を望んでいること事態に問題があると私は思っている
のです。



まずは前回も書いたように雇用する側が『終身雇用制度』を取る事が
出来なくなったという事です。
これでは、いくら雇用される側が『終身雇用』を望んでも厳しいのは
判り切ったことだから、早く諦めて考え方を変えた方が良いと思うのです。


次に、どのような理由で『終身雇用制度』を望んでいるか?です。
中には自分の専門分野を深めていく為にという人もいるでしょうが…
圧倒的多数は『安定した収入』を考えている人達ではないでしょうか?
しかしそれが第一の目的になってしまうと、
その企業に隷属化してしまいロクな事をしないのです(^_^;)


今、世界中がロクな事をしないものだから、そのヒズミが弱者にいって
ますます貧富の差が広がっているのです。
多くの人が『終身雇用』を望むのは『安定した収入』が望めないからかも
しれませんが、このような状況で弱者がもし雇用されたとしても
ロクな仕事は無いと思っていた方が良いのです。(^_^;)


このような格差社会になった大きな要因は経済のグローバル化です。
私はグローバル化自体は反対ではありませんが、以前も触れたように
どんどん膨れ上がって”利益のみ”を求めて暴走する金融マネーが
経済の主役になってしまった事が問題だと思っているのです。


ゴールドマン・サックスの社員の平均給与が7千万円というのです(^_^;)
大企業の社員の給料だってそれほど上がらないのに、リストラをやって収益を
出した役員には厖大なボーナスが払われるのです。
ようするに投資家に貢献すれば莫大な収入は得られのです。


どこの企業も、少しでも収益を上げる事に必死です。
でも、それが一般の労働者に還元される事は期待しない方がいいでしょう
それどころか労働分配率を少しでも下げようとするでしょう。
株式会社は資本家の為にあって、労働者の為にあるのではないのです。



このような状況の中でワーキング・プアや非正規雇用・派遣が社会問題になって
最低賃金や時給の法制化や社会的保障、
同一労働・同一賃金での平等化などの対策も考えられているようですが
社会主義の国ではないのです。



かたやグローバル化で好き勝手のやり放題で地球環境を破壊し格差を拡大し
暴利を貪っているのです。
弱者は社会制度で生かさず殺さず固定され、テイよくカモにされ続けていく
なが、健全な社会と言えるのでしょうか?



そこから脱するためにも、まずは『終身雇用』など、
これからの時代は望んではいけないのです。(^_^;)



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