『終身雇用9割近く賛成』


先日、日経新聞に日本人の【勤労意識調査】の結果が載っていて
『終身雇用9割近く賛成』『年功賃金も7割以上支持』
『勤労意識は安定志向に』…という見出しがおどっていました。



人手が慢性的に不足していた高度成長時代ならともかく
もうこれからの企業は終身雇用や年功賃金の制度を維持して
いくことが基本的に出来なくなったのです。



企業はIT化やマニュアル化やアウトソーシングによって
人件費を極力抑えていかなけれ生き残れなくなったのです。
また変化の激しい時代の中で雇用は調整弁として使われます。
 


ようするに企業はなるべく雇用はしたくない、雇用したとしても
調整弁としてリストラ出来るようにしておきたいという時代に
なったというのに、それに反比例するように
9割近くの人達が終身雇用を求めるようになってしまったのは
どうしてなのでしょうか?



多くの人達がサラリーマンとして企業で働くようになったのは
戦後60年ぐらいの歴史でしかないのです。



終戦までが【国家の時代】バブル崩壊までが【企業の時代】で
そして、これからは【個人の時代】だ!と
私は事ある事に発言してきました。



しかし、多くの国民はますます国や企業に依存する傾向が
強くなっているように私には思えてなりません。



企業や団体の中で仕事をするという事は
個人が本来から持っている多様性を犠牲にする事によって
収入をえるという側面が少なくないのです。
ようするに時には人間としてのプライドを捨てる覚悟がなければ
企業や団体に一生涯勤める事など不可能と
私は思っているのですが間違いでしょうか。



1度しか無い人生なのですから
そんな思いなどする事もなく、多少のリスクがあっても自己責任で
好きな仕事がプライドを持って自由に出来る時代の方が
良いと思うのです。
それを手助けしてくれるのがインターネットです。



これからの時代は【個人の時代】だかからと言って
国家や企業が消滅するわけではありません。
【国家の時代】から【企業の時代】になっても国家は存在していますし
【企業の時代】から【個人の時代】になっても企業が消滅する事などありえません。
 


国も企業もまずは個人・個人の主体性を大切にすれば
かなり状況が変ると思うので国も企業も個人も
なかなか、そのようにはならないようです。



もともと国家も企業も個人・個人が集まった集団なのに(^_^;)



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