「地球と経済どっちが大切?」


ここで単純な質問をしたいと思います。
「地球を守る事と、経済を守る事とどっちが大切ですか?」



こんな事を質問すると、
「そりゃーどっちも大切で比較すること事態ナンセンスだよ!」
なんて言われるかも知れません。



少し昔に「インデペンデンス・デイ」というハリウッド映画がありました。
宇宙人が人類を滅亡さそうとやってきて世界中の軍隊が団結して
地球を守る、という昔からよくあるパターンの物語です。



このような事態でてんやわんやの大騒ぎをしている最中に…
「地球を守る事と、経済を守る事とどっちが大切ですか?」
なんて質問したら、張り倒されるでしょう(^_^;)



ようするに危機感の問題です。
目の前に生きるか死ぬかの大問題が迫ったら
人間は何としても生き延びる事を考えるけど、そうでなければ
現代人は果てしない欲望のまま経済成長を第一にして
突き進む事はどうにも止まらないようです。



地球は人類だけのためにあると思っている人もいるようです。
もっと困ったのは、地球は”選ばれた人類”のためにあると
思ってしまう人もいるようです。



地球は無数の生命体の集まりで、それらが循環して成り立っているのに
人類はそれをズタズタにして多くの生命体や地球環境を
破壊させているのです。



”人類”とひとくくりに私は言いましたが…
地球上には70億人の人類がいて、その大部分が発展途上国のヒト達です。
発展途上国”とひくくりに私は言いましたが…
CO2を撒き散らしながらでも先進国の仲間入りをしようという国もあれば
生きることがやっとどころか毎日多くの餓死者を出している国さえあります。



地球上でも一日の餓死者がどれだけいるのかとネットで調べたら
1万8千人から5万人まで、まちまちではっきりした数字もないようです。
まー少なく見積もっても1日1万8千人が餓死しているようです。



9.11同時多発テロのショッキングな映像は誰の目にも焼きついている
でしょうが死亡者は約3000人です。
イラク戦争での米兵の犠牲者は9.11の犠牲者を上回ったとのことです。
イラクの民間人の死亡は8万人を越えたようです。
それらを全部合わせても1日の餓死者の数日分です。



彼らは人間の部類に入らない犬や猫ぐらいに思っているのでしょうか?
いや犬や猫だって目の前で餓死しそうだったら餌を与え助けようとするのが
人間としての普通の行為ではないでしょうか?



彼らを餓死においやっている第一の要因は…
発展途上国人口爆発地球温暖化による食糧危機。
それに伴う地域紛争などで弱者や子供達が犠牲になっていくのです。
その責任の根源は先進国にあるのです。



もうひとつの要因は情報の遮断です。
3000人死んだ9.11を知らない人はいないでしょうが
毎日餓死者が数万人いてもニュースにすらなりません。
したがって先進国に住む我われも何の実感もなく
だだ見過ごしてしまうのかもしれません。



しかし、それらが例えニュースとして報道されなくても
毎日餓死と向きあう悲惨な状況を彼らのナマの叫びとして
ユーチューブのような形でもネット上に次々に
流されるようになったら、どうなるでしょう?



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