暴走の歯止め


発展途上国のヒト達がパソコンを持ってインターネットを始めたところで
たいした事が出来るわけでなく、夢みたいな事を言っている…
と思われる方がほとんどだと思います。



経済学者でも預言者でもない単なる保険屋の仮説です。
ただ、私の身の回り、すなわち国内にですが、インターネットが普及したおかげで
自分のライフ・スタイルを保ちながら、不便な僻地?にいても楽しく生計をたてて
生活をしている人が、少なくありません。


私の大学の後輩が秩父の山奥で”蕎麦屋”をやっています。
脱サラして廃屋になった実家を少しだけ改修した店舗です。



営業時間は11時半から15時半までの4時間。
営業日は金・土・日(祝日)のみ。
蕎麦は手打ちのため限定売り切り。
広いお店に黒澤クン一人のため、お客様のセルフサービス。
敷地内を含め全面禁煙。(喫煙コーナー有り)
注文に時間がかかると断わっての…
とても、とても、ものすごい、スローフードスローライフの世界です。
(週間KENより)



それでも、インターネットのおかげで誰が検索して見つけるのか
お客様はそこそこ入って成り立っています。
最近テレビで紹介され人気急上昇のようですが
彼はマイ・ペースをくずさず限定売り切りをやっているので
お店から早く解放され自由になれると喜んでいます。


これはほんの一例です。
閉ざされた保険業界の中では私もこの部類に入るのでは
と自負しています。(^_^;)
共通することは、大した収入にはならないが
コダワリと生き甲斐を持って楽しみながらムリをせず
持続性のある仕事を目指してしいるという事です。


これは年金に頼らなくても、あるていどは楽しく生ききていく上でも
これからの地球環境や経済を考えていく上での
ひとつの生き方として有意義なものではないでしょうか。



そこで私の単細胞なアタマは
発展途上国のヒト達が”秩父蕎麦屋”のように
また”ガテマラのコーヒー農園”のように…
ネットを主体的に利用するようになったとしたら…
自然環境や貧富の拡大という21世紀の人類に投げかけられた
大問題もコストをかけずソフトに解決出来るのではないか?と
ノーテンキに考えてしまうのです。(^_^;)



もちろん、これによって先進国主導によるグローバル化
資本主義社会である限り止まる事はないでしょう。
しかし、今のような巨大な強者が小さな弱者を犠牲にしながら
投機マネーの欲望にまかせて暴走することに歯止めをかける
一方のパワーになってくれる事に私は期待してしまうのです(^_^;)



くりかえしになりますがインターネットの特性は
【「巨大な強者」(国家、大資本、大組織・・・)よりも
小さな弱者」(個人、小資本、小組織・・・)と親和性が高い】
メディアでありツールなのですから。
そして…もうひとつの特性
【ネットが人々の「善」なるもの。小さな努力を集積する】
という大切なテーマについては、今回も書きそびれてしまいましたので
次回に回します。(^_^;)



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。