FPが日本を滅ぼす?


※写真は一昨年6月のワールドカップでドイツを旅行した時の写真を掲載中で
ここ数回はクルマで調度立ち寄ったゴータという綺麗な町で、ちょっと油断をして
クルマのガラスは壊されカーナビが盗まれるという事件があったのですが
調度のタイミングで同じブログ・ランキングにある
【フランクフルト発保険でベンチャーでっせ】がこんな記事だったので(^_^;)





さて本題です。
ちょっとショッキングなタイトルですが(^_^;)
これはFPがそれだけの影響力があると私が思っているからです。
【保険屋が日本を滅ぼす!】なんて事をたぶん誰も言わないでしょう。
もともと信用されていないのですから。
このままだと保険屋の方が滅びていくでしょう。(^_^;)



ところがFPは、けっこう信用されています。
”ものすごく”とか”大変”とかではなく”けっこう”というとこが微妙ですが、
保険屋よりはFPが信用されている事はたしかです。
したっがって私の同業者の中には少しでも保険屋を”信用”して貰らおうと
FPの資格をとる者もいるぐらいですから。


なぜ保険屋よりFPが信用されるのか?といえば
保険屋よりも中立的な立場で、契約者の視点になってアドバイスしている
という”イメージ”があるからでしょう。


【正しい保険の選び方】とかいうのを時々目にする事があるのですが…
そこでもよく見かけるのは
○お金を支払ってでも専業のFPに相談してみる 
○FPの資格を持っている代理店に相談してみる
○なるべく多くの保険会社の商品を扱うショップ型や大型の代理店で…
とか、私のような1社専属の保険屋などキケンだと思われているようです。


ようするにFPは消費者の見方だと思われているのです。
しかし前回のブログでも触れたような、マネー雑誌に登場するFPや
生保会社の窓口のFPはどうでしょうか?
この他にも
私は多くのFPと名乗る人達と保険営業の現場で出くわすことがあります。



私はメールでの無料保険相談をやっていますから、
FPに相談して契約したばかりの生命保険について
「これで正しいのか?」なんて訊ねてこられる事があります。
でも基本的に私は、一般的に見て不適切な保険でないかぎり
「〜そのようなリスクがある事を充分に考慮しておくことが大切です」
と相談者を刺激しないようにアドバイスをします。



しかし中にはFPから薦めた保険を解約して…と言ってくる場合があります。
スムーズに解約出来ればいいのでが大抵はトラブルになって
「誰からそそのかされたのか?」という事になります(^_^;)
そんな時は、そのFPに私のHPを相談者から教えて
「納得が行かないなら、この人(すなわち私)にメールなり電話なりして」
と言ってもらうと、今のところ直接私に文句を言ってくるFPはいません。
 


ようするに、あくまで私の体験上からですが、中立性と保険知識を
売り物にしているFPに限って、実践上の保険知識に乏しく
本当の意味での顧客本意にはなっていないように私には思えるのです。



私がFPに対して厳しいことを言うのは…
何度も言っている事ですが中立性や消費者の立場を売り物にしながら
”まったく”と言って良いくらい”消費者”の立場にたっているとは
私には思えないからです。



その典型が”インフレ”→”投資”の誘導だと思っているのです。



大切な個人が持っている金融資産が約800兆円。
国が発行する国債の借金が約800兆円。
もし、ここでハイパー・インフレでも起きてこのお金が
紙くずになってしまったらどうでしょう?
国の借金も個人財産もチャラになってメデタシ・メデタシ
でしょうか?



政府や企業は人のフトコロ(個人資産)で少しでも
経済が活性化しインフレになってくれればと思っているでしょうが
リスクを背負わされるのは国民です。
FPがこの片棒を担ごうとしているとしか私に見えないのです。



この個人資産800兆円を守ろう!という視点こそが
これからのFPに課せられた社会的責任と思うは
私の間違いなのでしょうか?



※追伸
ここで”FP”を非難しているようですが、(すべてのFPでもありませんし)
そもそもFPも保険屋も今のところ同じ穴のムジナだと思っているのです。
私の周りには”保険屋のFP”も”FPの保険屋”もたくさんいて
何が何だか判らないのが実態です。
ただFPの資格を持っている人達はそれなりのプライドや
社会的信用を持っておられるので敢て取り上げたということです。
このような”空気”を作っている責任は保険屋も同罪だと思っているのです。



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