FPの社会的責任


いつも六太郎さんからの貴重なコメントの言葉尻を取って
引用させて頂き恐縮をしております(^_^;)



>生命保険を掛け捨てにして、余剰資金を投資する…
>…こと自体に問題はないと思いますが、



まったく、ごもっともなコトですが、
これがお客様が生命保険の知識が充分にあったうえで
投資に対しても自己責任でやるのなら、
おっしゃる通り問題はありません。



しかしお客様の大多数は生命保険はもとより投資にたいする
知識もほとんどありません。
そこでFPという肩書きを持った人達へのニーズも高まったようです。



私はFPの資格など持っていない単なる保険屋ですが
これでも時々セミナーや講演を頼まれることがあります。
その時の案内やチラシに書く私の肩書きに主催者が困るようです。
「フィナンシャル・プランナーでよろしいですか?」
などとよく言われるのですが…
「保険代理店でも保険屋でもいいじゃないですか」といっても
「それじゃ人が集ならない」と嘆かれるのです(^_^;)
この国はなにしろ”肩書き”が重要でモノをいうようです。



はなしが少々脱線しましたが…
そのFPのすべてとは言いませんが大多数が勝間和代氏に限らず
>生命保険を掛け捨てにして、余剰資金を投資する…
といった考えを基本的に持っているように私には見えるのですが
いかがでしょうか?



私は個人的に尊敬しているベテランのFPの友人もいますが
総じて感じられるのは彼らの社会的責任の希薄さです。
それは私が勝間氏に感じた違和感と同様なもので
…ほんとうに消費者の立場に立って発言しているか?
という事です。



こんな事をここで書くと
「冗談じゃない!」とお叱りのコメントを頂くかもしれません。
ほとんど多くのFPが”消費者の為に”という気持ちでいると思います。
しかし、彼らがネット上や雑誌やマスコミでの発言を聞くかぎりでは
どうしても疑わしくなってくるのです。



その理由を私なりに考えました。
全国にどのくらいのFPがいるかは知りませんが
私の周りにも、ここ10年ほどで数多くのFPが誕生しています。
保険の仕事を始めるにも今やFP資格を取るのは常識となって
きたようです。
すなわち彼らは保険の知識や経験をつむ前にFP資格の勉強
を無垢なアタマでしていくわけです。
FP協会の背景がどうなっているか詳しくは知りませんが
多くの金融機関や政府もあと押しをしているはずです。



すなわち保険や金融を単純に”性善説”で捉えて教育される
傾向があるのでは無いでしょうか?



しかし現実に存在する生命保険をはじめとする金融商品
もっともっとドロドロしたものだと私は思っているのです(^_^;)



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