投資?投機?カジノ?


日本には7000兆円もの個人のお金が、
銀行や郵貯に塩漬けにされている…
これからの時代はこれを投資に使う事だ!



この勢いは生命保険にまで及び
生命保険は”掛け捨て”にして、余ったお金で
”投資”をなんていう、私から見たら暴論がまかり通り
それに対応した保険商品が主流になろうとしています。
(この事については後日詳しく触れたいと思います)




この10年ほどで世界中の投資マネーが爆発的に増え
今や中国や中東のオイルマネーも投入され
天文学的な世界の資金がインターネットを通して
24時間飛び交う時代になったようです。




最近の報道では、我が国の行き詰まった財政を打破するため
日本も政府系ファンドを(借金で)立ち上げ、
外人の優秀なファンド・マネジャーを約10名ほど雇って、
運用さすべきだ!…なんていう事が自民党の議員から
真面目?に提案されているようです。




マネー雑誌やマスコミは
これからは自分が働く事ばかり考えないで
お金に働かす事も考えなければならない!
…なんて煽ります。




でも、これもよく考えて見ると不思議な話です。




投資というのは、私が思うには
お金がある者が今はお金が無いけど将来有望な者に
資金を提供することによって、
それが有効に使われ収益が上げられるようになったら、
その見返りを受ける…というものだと思うのです。



一部の金持ちと多くの貧乏人がいる時代なら
お金がなくて起業したい人達や、有望な技術を持ちながら
資金が無い企業も数多くあったので、投資効果も絶大な
ものがあったと思います。



でも現在はどうでしょう?
投資マネーは溢れていますが、それに見合うだけの
投資先がそんなに多くあるのでしょうか?



もちろん世界に目を向ければ、まだまだ貧しい国もあり
これから成長が期待される企業もありますが
でも、そのような有望な投資先は
世界の投資マネーが集中するのです。



一人で何百億という金融資産の運営を任された
ファンド・マネージャーはその日の値動(ねうごき)イヤ
その瞬間・瞬間の値動きを血眼になって睨み合い、
その瞬間の利鞘を抜くという、
現実には投資とはほど遠い投機いやカジノのような世界に
なっているのではないでしょうか?



お金に働かせる時代…と良く聞きますが
それはどのように働き
はたして、どのような結果をもたらすのでしょうか?
                               ●つづく



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