気になる新聞記事から…


今、私が書いているテーマに関連して、興味深い記事が
金曜日(2月8日)の日経新聞朝刊に載っていたので、それを題材にして
書かせて頂きます。



それは、太田弘子経済財政大臣が書いた、日経の26面【経済教室】の
【「経済一流」復活のカギ〜危機感バネに改革一段と】の中の記事です。



内容は今後日本経済が発展する上で3つの問題点を挙げて
その対策のようなことが書かかれています。
その一番目としてサービス産業の生産性が低いことを指摘して
ここを克服し、生産性の向上をしなければ、国内に質の高い
雇用を確保する事は難しい…
特に生産性が低い小売、運輸、飲食、宿泊などの分野は、
小規模業者が多いこともありIT(情報技術化)やチェーン化が遅れ
賃金水準が低いままである。
……という記事です。



ソレには”保険”という言葉が入っていませんが…
生産性の低い個人代理店もこの分野に入るのではないでしょうか(^_^:)
そして、それらをチエーン化やIT化して生産性を高めようという考え方は
今の保険業界の潮流と似ているようで…
いや、それ以上の恐ろしいものを感じてしまいました。



生産性が低い小売、飲食とは、いわゆる従来からある商店でしょう。
それらチェーン化やIT化をすることで生産性は向上するかもしれません。
また大型ショッピング・センターやファミレスやコンビニが出来ることで
若い人の”雇用”が生まれる事もたしかかもしれません。



しかし、それまであった小さな小売店や飲食店はどうなるのでしょうか?
そこで、昔から働いていた人達はどうなるのでしょうか?



人間が食べる量も、消費する量も限られています。
そして使えるお金も限られているのです。
しかも、これからは人口減少社会、まして地方は拍車が掛っています。



こんな中で、今ある地域に根ざし、その地域の文化やコミニティの
中で少々生産性が低くても、生業としている小さな商店を潰して
チェーン化やIT化をしていって、それがどんな結果になるか
想像がつかないのでしょうか?
チェーン化やIT化を飲食業や小売業に取り入れるという事は…
最終的に人件費の削減に繋がるのではないでしょうか?



大型チェーン店やファミレスで雇用が生まれたとしても
採算が合わなくなれば、直ぐに撤退するのも常識です。
その点、昔から生業でやっている小さなお店は
その地域に根ざし文化を守りながらコミュニケーションを構築し
減価償却もとっくの昔に完了しているので
ちょっとやそっとでは潰れません。(^_^;)



まーこのレポートは
政治家、まして経済財政担当大臣が書いたものです。
ようするに”国家”の財政や収益を伸ばしていく事が仕事ですから
このような内容になるのは、しかた無いのかもしれません。(^_^;)



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