【約款をネット上に公開】の私の真意


【約款をネット上に公開せよ!】
【それにからめて規制を出来る限りなくしていくべきだ】
というのが私の持論でありますが…
52歳代理店さんからのコメントからも、私の考えが上手く伝わって
いないようなので
今回は、その真意についてオサライをさせていただこうと思っています。
 


【約款をネット上に公開】したところで、誰も興味を示めさなければ
誰にも見られることはありません。
しかし”ある物事”に興味があるのにネットで検索してもネット上に載っていなければ
どうしようもありません。



これからの時代は何を購買するにも、まずはネット検索から…と言われています
私は4年ほど前から、ネットを通して多くの人達と接するようになりました。
その多くの人達が口を揃えていうのは
生命保険に関する情報はネット上に沢山あるようだが、どれも中途半端で
調べれば調べるほど、ワケが判らなくなってしまうというものです。



なぜ?そうなのかと言えば"規制”だらけだからだと思います。
そんな中でもFPの保険比較のような物もありますが、私が専門に扱っている
保険商品でも、かなりイイカゲンな評価しているものもあります。
ようするに”規制”によって逆に中途半端な情報が流れて、
消費者は正確な情報が得られないような状況にあるのです。



そんな中で保険商品の比較やデメリットの表示を一定のルールすなわち
規制によって作れば良い、と言う意見が出てくるのですが…
これはとても危険です。
その基準が決まれば、その項目をクリアする商品を開発すれば良いからです。
ようするにイタチゴッコが始まって、正確な情報は消費者に相変らず
伝わらないからです。



さて【約款をネット上に公開】し保険代理店(募集人)が自由に顔を出して
保険商品について議論が出来るようになれば、どうなるでしょう。



例えば、私が主力に販売している保険商品がネット上で不等に評価されて
いたら、私はその保険の約款をリンクし”その根拠”を追及します。
その逆に私が薦めている商品が"約款”を盾に抗議がくるかもしれません。



そうなると多くの人はネットが荒れて修羅場になる、
と思われるかもしれませんが、”顔”出してキチッと論議するルール(規制でなく)
作っていけばアラシ専門のヤカラは相手にされなくなり
自然消滅していくと思います、それがインターネットです。



約款がネット上にあり、相談者が自由に保険代理店(募集人)を選び出すことが
出来るようになれば(実際に私は4年前から実践しています)
良識ある多くの代理店がネットで責任ある情報開示をするようになるはずです。
 


だからと言って代理店(募集人)全体の底上げになるのか?
と訊ねられても、私はそこまで責任は持ち兼ねます。
但し、保険を真剣に検討しようという人達にとっては良い結果になると
確信しています。
後は個々の代理店(募集人)が自分の頭で考え、ダメな者は淘汰されて当然で
ダメな者まで"規制”によって守る事は無いと私は思っています(^_^;)



ある程度の”規制”は保険に限らず必要である事は私も認めます。
しかし保険業界は規制だらけの業界なのに…問題が続発し後を絶たないのです。
逆に云うと規制だらけの業界ほど問題が多いと言われているのです。
”規制”で消費者が守られていると云う側面もありますが、
私がこの業界を20年ちょっと見てきた経験からは”規制”で
守られているのは消費者でなく保険会社だというのが実感です。
 


秋桜児さんも12月28日のコメント欄でこんな事を書かれています。
>そこで、Dr.KENさんのような「自立した」保険営業員の出番です。
>「自立した」営業員が、問題解決のためにどのように知恵を絞るかではないでしょうか。



「自立した」イチ営業員として
これから大きく消費者から求められていくだろうネットの経験を通して
私は問題解決のための、ひとつの糸口を提案したまでです。


ただし約款が実際にネット上に公開される事は当分ないでしょうが(^_^;)



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