【デメリットの開示】について〜続き


こんな事を言うと怒られるかもしれませんが…(^_^;)
秋桜児さんのご意見は、一般の消費者からのご意見というより
実態より体裁重視というこれまでの”保険販売側の論理”
すなわち…私には
監督官庁や保険会社の意見を聞いているような
気持ちになってしまうのです。(気を悪くしないで下さい)



保険募集人全員に”DI”の保険版を持ち歩くように義務づけたら
それだけで【デメリットの開示】をした事になるのでしょうか?



もし、ソレをお客様に見せたとしても…
お客様はソレを理解出来るでしょうか?
【定期保険】と言っても判らない人がほとんどです。
生命保険は薬品や食品と違って一人の人間が生涯にそう何度も
購買するものではありませんから保険用語すら知らない人がほとんどです。



それでも読破したお客様がいて(^_^;)質問をされたとしたら、
募集人はちゃんと答える事が出来るのでしょうか?



私には営業の現場において”ソレ”がどのように有意義に使われ
消費者の利益になっていくのかまったく想像がつきません。



消費者の為にやるべき事は、
デメリットの開示に限らず、また保険契約時に限らず
いつでもどこでも消費者が保険商品の情報を知る事が出来るように
なることではないかと私は思っているのです。



その為にはまず保険会社は扱う商品の全ての約款をネット上で公開する、
(保険版DIも出来るなら一緒に)…という持論は何度も述べていますが(^_^;)
”約款”や”DI”を一般の消費者が読破するなんて事は
よっぽどのマニアでない限り今の所はムリでしょう(^_^;)

まずは我われ募集人やFP・評論家といった保険のプロ達が利用する事に
なると思います。


例えば…
お客様との保険相談の際には約款や規定にリンクを貼って説明することが
出来るようになれば、相談者は知りたい所を具体的に知る事が出来ます。
そうなると相談者は他の保険会社の約款にも興味を持ち自分から
調べていくかもしれません。
またプロ同士の”約款”を盾にした議論などもネット上で公開することで、
消費者も保険に関心を持ち自分の頭で保険を考えるようになるのでは
ないでしょうか?


そのような自由な風土を作っていく事が大切で…
その為には現在の閉ざされた保険情報を開放すること、
代理店のネット規制を無くすコト、
と繰り返し繰り返しこのブログで私は言っているのです(^_^;)



なにしろ”規制”だらけの保険業界の”規制”を少しでも減らし
保険のプロが”顔”や”立場”を鮮明にしてネット上でも自由に
発言出来るようになれば、消費者の保険に対する意識も
大きく変っていくと、私は思っているのです。


消費者の意識が変らなければ何も変らないと思いませんか?



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