【デメリットの開示】について(秋桜児さんへの回答)


秋桜児さんとは保険商品の【デメリットの開示】についても
12月31日号のコメント欄をご覧頂ければ判るように考えが違うようです(^_^;)
今回はそのことについて、もう少し私の考えを述べたいと思います。
 


秋桜児さんは生命保険の営業をされた事が無いとの事ですが…
一ヶ月ほど前にテレビで【セイホ新戦国時代】(ガイアの夜明け)が放映されました。
そこでN生命の新人募集人や民営化した”かんぽ生命”の営業の現場が
取材されていましたが相変らずノルマ!ノルマ!の世界でした。



朝礼でハッパをカケられ、シメが近づけば目標に達しない募集人は
「ナンでも良いから一本とって来い!」と何て言われるのは通常の事です。
秋桜児さんがモシこのような環境にいて、そこに見込み客が現れた時に
購買意欲を消滅させるようなデメリットでも必ず言う!と断言出来ますか?
私がそのような立場にいたら出来ません。(^_^;)



だだ、私はそのような立場におりません。
どのような立場かというと…
私の”こだわり”で保険募集が出来る個人代理店だという事です。
私の”こだわり”とは、
保険代理店は信頼関係が財産だからムリな販売はしない…という事です。



>デメリットの開示は、誰にとって都合が良くて、誰にとって都合が悪いのでしょう。



秋桜児さんが繰り返し質問されていますが…
ノルマに追われ今すぐに契約を取る事が第一の目的という募集人だったら
デメリットの開示は都合が悪いでしょう。
しかし私の場合、デメリットを伏せて契約させて後でトラブルになったら
…お客様の信頼関係を無くす事になります。
デメリットを開示しない事が代理店にとっても都合が悪い事になるのです。



私だけがカッコつけて言っているのではありません。
保険代理店を長年地道に経営してきた多くの人達の共通の考えです。



それでは…私がお客様に保険商品のデメリットを全て開示した上で
契約しているか?…というと、そこまでは致しません。
お客様のニーズを聞いた上で保険商品の特性や保険の考え方を
説明する話の中でメリット・デメリットについて触れるぐらいです。
 


秋桜児さんがイメージされる【デメリットの開示】とはどんなモノでしょう?
全ての営業の現場でソレを義務付けたとしたらどうなるでしょう。
当然ノルマに追われ知識も少ない募集人も対象になるでしょうから
パターン化された書類が用意され
契約者はそれを了承した署名や押印をする事にならないでしょうか?



そもそも保険と言う商品は将来起こりうる不確定な状況によって
初めてその保険の価値が顕在化するものです。
したっがて同じ保険商品でも契約者のニーズや考えによって
メリットがデメリットになったり、その逆もあったりして
簡単にパターン化出来るものでもないのです。
また大きなデメリットでも保険料が半額ならどうでしょう?



保険代理店は契約して頂だく事によって、
はじめて財産である”お客様”は増えていきます。
すなわち契約を頂だいてからが”勝負”なのです。(^_^;)



【意向確認書】の登場でお客様から署名を貰うのも抵抗があるのに
【デメリットの開示】も義務付けられる事になるのは大反対です。 
契約者がハンコを押して署名をしたのだから…後は知らない(^_^;)
なんて事になったら代理店の存在価値は無くなると思っています。



このような考えが保険営業が主流になっていくのでしょうか?
こんな流れが本当に消費者のメリットになるのでしょうか?



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