ネットが持つ5つつの可能性


前回はの【ウェブ時代をゆく】の中に書かれていた…
ネットの持つ可能性の『5ヶ条』を掲載して終りました。



1 ネットが「巨大な強者」(国家、大資本、大組織・・・)よりも
  小さな弱者」(個人、小資本、小組織・・・)と親和性の高い技術であること。
2 ネットが人々の「善」なるもの。人々の小さな努力を集積する可能性を秘めた技術であること。
3 ネットがこれまでは「ほんの一部の人たち」にのみ可能だった行為(例:表現、社会貢献)を、
  全ての人々に開放する技術であること。
4 ネットが「個」の固有性(個性、志向性)を発見し増幅することにおいて極めて有効な技術であること。
5 ネットが社会に多様な選択肢を増やす方向の技術であること。



なぜ?このようなモノを掲載したか…
私の発言の根底にインターネットがある事は前回書きましたが
私のような”トシヨリ”が保険の事ならともかくネットのホンシツについてなど
10年足らずの経験でエラソウに言うな!…と言われるかもしれません。
そこで、私よりヒトマワリ以上若くてシリコン・バレーに在住し最新の情報を発信し
今や我が国の”ネット社会論”ではオピニオン・リーダ的存在である
梅田望夫氏の文章を引用させて頂いたしだいです。



では一項目づつ”解説”していきます。




(1)ネットは「巨大な強者」より「小さな弱者」に親和性が高い…

これを保険業界に置き換えると「巨大な強者」とは保険会社や監督官庁でしょう。
「小さな弱者」とは消費者や個々人の代理店や募集人ではないでしょうか?
保険会社がネットを駆使して効率性や管理体制の強化し収益性を求める
事ばかりが行なわれているようですが
代理店(募集人)のネット活動を規制する保険会社がほとんどです。
これはネットの親和性という観点からは有効に利用されていない事になります。(^_^;)



(2) ネットが人々の「善」なるもの、小さな努力を集積する可能性を秘めた技術。

(1)の性格を持ったネットを保険会社が規制する理由として考えられるのが
ネットで好き勝手な事を誰でも発言するようになったら、間違った情報も流れ
被害者が出るのでは、という事のようです。
でも、ネットの無かったこれまでもトラブルがたくさんあった保険業界です。
多くの目が光っているネット上で身元を明らかにして継続的に悪事を働く
ことは実社会より困難ではないでしょうか?
私がネット上で?と思う発言を数多く見てきましたが、
それらは一時的に支持される事はあっても、長続きはせず
淘汰され姿を消しています。



(3) ネットは全ての人たちに表現を開放する(要約)

ネットがある事で、私のような無名で弱小で貧乏な保険代理店でも
いろいろな発言が出来るようになりました。(^_^;)




(4)ネットは固有性(個性、志向性)を発見し増幅することにおいて極めて有効。

保険会社のHPも仕事上で見る事がありますが、まったく面白くありません。(^_^;)
面白いのは個性のある”顔”の見えるHPです。
固有性の無い代理店のHPが多いことは、とてももったいないと思います。



(5)ネットが社会に多様な選択肢を増やす方向の技術。

ヒトの数だけニーズがあるという保険を、パターン化しマニュアル化し
銀行でも、どこでも誰でも簡単に売ろうというのが昨今の流れのようです。
このような中でネット規制するという事は消費者の選択肢を
狭めることになり消費者利益に反するのではないでしょうか?



さて、いかがでしょうか?
これからの時代にネットは必要不可欠であることは多くの人が認めています。
それなのに、この5つつの項目から見ても
現実の多くの代理店のホームページを見ても判るように…
保険業界におけるネット開放の道のりはまだまだ遠いようです(^_^;)



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