秋桜児さんへのご返事


加入者の立場で生命保険のブログを書かれている
おなじみの『秋桜児さん』から頂いたコメントへのお応えを
コメント欄では行数が多くなりそうなので…
今回はココでコメントを引用させて頂きながら書きたいと思います。



>>秋桜児 さんがおっしゃる
>>顧客保護の観点から有効な”当局による規制”とはどんなもの
>>でしょう。



>個々の規制内容を捉えれば、さまざまな議論があるものもあるでしょう。
>しかし、保険業法に基づく規制の究極の目的は、
>「保険業界の健全育成」にあると認識しています。
>健全育成を図るために、顧客保護があると認識しています。
●加入者の立場の秋桜児さんが「保険業界の健全育成」が究極の目的とは
以外なお答えですね。
私も規制は消費者の為でなく保険会社の保護の為にあると思っているので
反対しているのですが(^_^;)



>玉石混淆の保険商品で満ち溢れ、顧客が保険商品を安心して購入できる環境になければ、
>客は保険商品を買い控えてしまうことになります。
>ひいては、保険業界の衰退につながります。
●消費者が本当に保険を必要と思い、それが住宅に次ぐ高い買い物と
認識していれば、自分で真剣に探すはずです。
現に私はメールでそのような方達と数多く接してきました。
消費者が納得出来ないなら買い控えて当然でしょうし、
それによって保険業界が衰退するなら、
保険会社や業界の責任であってしかたがないことではないでしょうか?



>保険商品の”玉”と”石”を判断する基準が、顧客個々のニーズだけに基づくことができる、
>ということは、当局の規制の賜物であると考えています。
●?



>なぜかといえば、他の専門的な判断基準は、規制当局が事前確認済みだからです。
>保険商品は「当局の認可」という規制の下に販売できる仕組みになっています。
>例えば、当局は、保険商品毎に基準となる責任準備金の積立を保険会社に求めていることでしょう。
>死亡保障保険で言えば、金融庁が「標準生命表」を基に「標準責任準備金」が示されていることでしょう。
>これを参考にして、生保各社は生命保険商品を開発し、価格を設定して販売していることでしょう。
金融庁は、認可申請された保険商品の責任準備金積立予定額について、
>この標準に照らして認可の可否を判断しているのではないでしょうか。
●一般の消費者とは思えないような専門的なコメントですね(^_^;)
ようするに”認可”を受けている保険商品は、それなりの根拠がしっかりしている
という事でしょうか?
それでも玉石混淆の商品が現在でもあるのは不思議ですよね。



>もし、このような規制がなく保険商品が販売されたら、どうなるでしょう。
>顧客は、同種の保障内容であれば、より安価な保険商品を求めるでしょう。
>しかし、その安い原因が、極端に低廉な積立責任準備金にあるとしたらどうでしょう。
>顧客の自己責任で、その会社の責任準備金積立不足を調べろ、とおっしゃるのでしょうか。
>それとも、保険営業員が、自己取扱い商品の責任準備金積立状況を顧客に知らせることができるのでしょうか。
>どの水準であれば適切な積立金水準であるかご存知の保険営業員がどれだけいるのでしょうか??
●私が昨今の医療保険において異議を唱えているのはマサにこの事です。
生命保険にはその構造上、責任準備金は絶対に必要なもので、もしその
契約が途中で解約されたら、それまで積み上げてきた責任準備金を返す、
これが解約返戻金になるわけです。、
この解約返戻金が無い医療保険が数年前に外資から発売され、
私はビックリしたのですが、今は全生保のスタンダードにまでなってしまいました。
この事に対して、その当時より疑問を呈しているのに明解な回答はどこからも
頂だいていませんし、また多くの専門家や秋桜児さんのような方もあまり
問題にされないのはなぜでしょうか?



>また、悪質な保険業法違反をした生保には、当局から業務停止命令などの処分が下されます。
>これは、顧客が安心して保険商品を購入する環境を乱すものとして、ひいては、
保険業界の健全な育成を妨げるものとして、処分が下されるのだと考えます。
●犯罪的なとても悪質な行為があった場合は業務停止命令は必要です。
しかし昨今の監督官庁の動向を見ていると
それでなくても監督官庁の顔色しか見ない保険会社が、
益々萎縮してしまって、その傾向が強くなってしまい
思考まで停止しているように私に見受けられるのですが。



>さらに、保険契約前に「意向確認書」を交付することになりました。
>これが万全の対策かどうかは議論が分かれるところでしょうが、
>これは、相当多数を占めるであろう ”石” 営業員対策であると考えます。
>顧客に十分な商品説明もせず、−顧客が安心して保険商品購入をする環境を妨げて−
>保険販売をすることを排除しようとする試みなのではないでしょうか。
●これも保険会社的発想のように思ってしまうのですが(^_^;)
”石”の底上げなど契約者が心配するより、”石”を選ばなければ良い
のではないでしょうか(^_^;)
消費者が自由に”玉”を捜し出し納得出来る保険に加入出来るようになれば
よいことですから。



>このような意向確認書の交付については、”玉”営業員にとっては、
>単にこれまで行ってきたことを、
>後付けで保険会社が統一の様式に沿った書面で行うよう指導してきただけ、
>ではないかと考えています。
●生保の意向確認書は基本的に簡素に出来ているようで、
私はもうどうでも良いと思っています(^_^;)
ただ、実際には生保の契約は書類が多く、契約者もそれをコナスのが
精一杯で署名をしてしまい、それが悪用されない事を祈るばかりです。



>以上が、
>私が「顧客保護の観点から有効な”当局による規制”」と考える一例です。
秋桜児さんのお考えは了解しましたが、やっぱり私は規制が無い方が
消費者にとっても(代理店にとっても)良いと思っています。



>本気で、Dr.KENさんは「規制も無くなり玉石混淆の保険商品や保険営業が溢れかえれば良い」
>と思っていらっしゃるのでしょうか?
●ある程度の基本的ルールは必要ですし、
前述したように悪質な商品や営業行為は厳しく取り締まるべきだと思います。
その代わり規制は無くすべきだと私は思っています。
規制の厳しい業界であるほど問題が多いのはなぜでしょう。
これだけ規制に縛られているのに”不払い”や色々な問題がなぜおきるのでしょう?



>Dr.KENさんが現在行っている保険営業も当局の規制があればこそ、
>できているのだと思いますが・・・。
●?



これはあくまで私の個人的意見です(^_^;)
『加入者の立場』で発言される秋桜児さんのような方は
とても貴重な存在と思っています。
その分、ちょっと厳しい表現をしてしまったかもしれませんが
お許し下さい!
そして、またご意見を頂ければと思います。



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