企業(保険会社)のIT化は幸せか?


ITやインターネットの普及で、世の中はどんどん便利になっていきます。
企業はそれを上手く取り入れて、いかに効率よく生産性を高め
収益性の向上に努めうよとします。
もちろん保険業界も例外ではないようです。



問題はこのような事によって、ほんとうに消費者をはじめ
保険会社のひとりひとりの社員にとって、そして代理店にとって
有意義なこと、もっと言い方をかえれば”幸せなこと”が
行なわれているのか?と言う疑問が私にはあります。



まず消費者の立場から考えてみましょう。



確かに保険商品も保険の種類も保険会社も購買方法も自由に選ぶことが
でき、保険に関する情報も溢れいます。
一見すれば消費者にとってとても便利な世の中になったように見えますが
情報があり過ぎると消費者は情報判断が出来なくなるです。
これをカバーするには保険営業の現場やインターネットで
自由な情報開示が出来れば良いのですが、そういう事には
保険会社や監督官庁が規制をかけるというわけですから
消費者は結局、何を選んでよいか迷うだけになります。



次に保険会社の社員の立場から見てみましょう。



保険会社の社員と言っても代理店が直接、接触するのは営業課支社の
人達ですが、ここ数年の目まぐるしい”改革?”の中で翻弄(ほんろう)されながら
余裕をなくして業務に追われているという姿を見続けています。
ようするに保険会社はITやインターネットを利用することで商品やシステムを
次から次に変え、社員の人件費の削減までしようとしますから
そのしわ寄せが社員に来ることはいうまでもありません。



最後に代理店の立場から見た場合です。



昔は手書きの保険申込書を支社に持っていくだけで、後の事務処理は全部
保険会社がやってくらましたが今では、それも代理店がやる時代です。
取り扱い商品も格段に増え複雑になり、商品やシステムの改定は頻繁に
行なわれ、効率性の悪い代理店の淘汰の対象になります(^_^;)



てなわけで(^_^;)
保険会社は積極的にIT化やインターネットを積極的に利用しようとしますが
それをとりまくひとりひとりの人間である”消費者”や”保険会社の社員”や
”代理店のひとたち”はあまり幸せでは無いという事になります。



この中で保険会社の社員は、社員の立場でいる以上、世の中の水準以上の
給料があるていどは保障されているわけですから、
個々の判断にお任せするとして(^_^;)
そんな保障の無い代理店が、このような時代にどう対応していくか?です。
 


保険代理店も千差万別ですから、保険会社の方針に100%添って
積極的な営業展開を推し進めるという模範的優良代理店もあるでしょう。
保険会社もそのような代理店を増やしていく事が目標なのかもしれません。



しかし代理店の数だけから見たら、私のような零細代理店が圧倒的に多く
保険会社が推し進める”改革”に押し潰されそうな代理店が少なくないのです。
保険会社はそれも計算に入れているとしたら零細代理店も負けてはいけません(^_^;)



保険会社主導のインターネットを代理店主導に変えることです。
インターネットで代理店も消費者も個人・個人が幸せになる事が重要です。



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