今の生活を維持する?


どうも私は多くの保険代理店の方たちと立脚点が少しだけ違うので
議論が噛み合わないところが出てくるのではないかと思います。



六太郎さんは最後に
>結果として、今の生活を維持しようと思うならば、
>国内の農業生産「力」を増やすしかないと思うのですが、いかがでしょうか。
…と結ばれていますが、



私はまず”今の生活を維持する”事が本当に大切なことなのか?
と疑ってしまうのです。(^_^;)
それを維持するために、多大な労力と経費をかける価値が本当に
あるのか?と保険屋なのに、そんな事を考えてしまうのです。



保険屋なのに…というのは、保険の役割として損保では”現状復帰”
生保では”必要保障額”などと言う考えがあります。
特に生命保険の保険金額の設定をする時に、今の収入や子どもの人数
その子どもたちの進学予定まで聞いて、ご主人に万一があっても
”今の生活が維持”出来るような金額の保障が必要だとはじき出します。
その為に契約者はかなり高い保険料を払わせることになるのです。
もし幸いにも?ご主人が亡くなって遺族が満額の保険金を受けとったら
今の生活が本当にそのまま変らずに維持されるでしょうか?



残された遺族に保険金が入ってくる事は重要ですが、
それは新しい生活をする為の資金で良いと私は思っているのです。
何が起こるか判らないのが人生で、それにどう対応していくかも人生です。
何が起こるか判らない人生に、少しでもお役に立ちたいというのが
”保険”ですが、どうも最近の傾向をみていると”生活維持”に汲々として
いるように私に見えてしまうのです。
これは保険会社の戦略かも知れませんよ(^_^;)



保険の話はそこまでにして、話を戻します(^_^;)
”今の生活を維持する”事が本当に大切なことなのか?



昔と比べて確かに物が溢れ便利になっているが
今の生活や社会が本当に自分自身や家族や人類にとって幸せなのだろうか?
政府や企業はマイナス成長は許されませんので
永遠に消費を促し、右肩上がりの経済成長を夢見ます(^_^;)
そしてデフレからの脱却をはかろうとインフレを誘導します。



しかし、多くの国民の収入は増えませし、これからは年金生活者も
増えるので、物価が上がっていけばますます消費は落ちこんでいきます。
もし、そこで消費税を大幅に上げるような事をしたら
これは、あくまで私の予想ですが…
多くの人達がますます”消費”をしない生活をするようになるのでは
ないかと思っているのです。
すなわち自給自足や物々交換や古い物を大切にするという事です(^_^;)



でも、そのような生活が悲惨なものでしょうか?
昔ならともかくインターネットの時代です。
ロング・テールの時代です。(^_^;)
自給自足の生活をしながらでもソコソコのビジネスだって出来るのです。
 


豊かさとは何んでしょうか?



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