”新型火災保険”はメリットだらけ?


保険会社は”営業の現場”には直接係わる事はあまりありません。
したがって何か契約上のトラブルがあると”営業の現場”すなわち…
保険代理店(募集人)か、もしくは契約者に問題が
あったとして処理されるケースが多いのです。
【意向確認書】はそれに拍車を掛けるものと私は危惧するのです。



契約者が書かされる【意向確認書】についてはいろいろ触れましたが
代理店が書かされる【契約内容チェックシート】というものもあります。
これを最初に見た時には私はメマイがしました(^_^;)
チェックシート事項が細かい活字でギッシリと書かれて【意向確認書】同様
すべてOKのチェックを入れなければならないのです。



なにしろ全てを説明して契約者から確認を得たか?…というのです。
●特約条項の付帯もれが無いか?
●付帯している特約条項の内容を説明し、付帯する条項の無い場合は〜
●重要事項説明書をお客様にお渡し、説明した。
ごく一部の抜粋です。(^_^;)
新規の契約ならともかく更新契約も同じです。



このようなものを提出させられ、何か契約上のトラブルが発生したら
【契約内容チェックシート】をタテに
代理店の責任が問われるのに決まっています(^_^;)



先日、保険会社の支社で火災保険の勉強会がありました。
来年春から従来からの住宅総合や団地保険が無くなり
新型火災保険(個財総)に一本化される事が決まりましたが
この保険とても複雑すぎて私も含め、苦手な代理店が多いため
そのメリットを知ってもらおうという主旨のようなのです。



担当社員が保険金支払いのケースを従来の保険と
新型火災保険を比べて、どう違うかをクイズ形式で質問して
いくのですが、私も回答を指名され間違ってしまいました(^_^;)
パンフレットを見ながらでも難しいのです。



この保険を売りたいが為の講習ですから…
従来の保険より、有利な補償が正解になっているのです。
でも、その補償を得るには数多くの複雑な特約条項の中から
それを付帯していなければ補償されないのです。



保険料が従来の保険とまったく同じで補償内容がアップした…
というなら、とても判りやすくて素晴らしいと思います。



しかし、従来の保険より複雑に設定して、結果的に保険料も
割高になっていく保険に一本化するというなら…
その【説明義務】を”営業の現場”に押し付けるのは
考え直して頂きたいとセツに思うしだいなのですが…(^_^;)



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。