パック保険はトレンディ?


昔は海外旅行といえば『ジャル・パック』とか『ルック』という
いわゆるパッケージされて添乗員が同行する団体旅行が主力でした。



今ではどうなっているか?と『ジャル・パック』『ルック』を検索してみましたら
それでも、まだチャンと残っているようです。(^_^;)
でも昔から比べるとバリエーションも格段に増えて、かなりハイレベルな設定も
可能なようで時間を忘れて遊んでしまいました(^_^;)



私も昔から海外旅行はするほうですが
今では最低限の航空券とホテルの予約は『HIS』でやって出かけるようになりました。
それでも『HIS』の担当者はこちらの厳しい条件を知っていて、
いつも労力を惜しまず情報を提供してくれるので、とても頼りになります。



旅行業界も昔と比べたら、利益率は低くなり、それと反比例してキメの細かい
情報提供が必要になってきたのではないでしょうか。



そのかわりといってはなんですが…
誰でも気軽に何度も海外旅行をするようになったわけですから
お客様をしっかりグリップしていれば旅行代理店もやっていけるはずです。



さてさて、保険代理店そして保険業界ですが…
どうも私から見ると、ジャル・パック化しているとしか思えないのです。
もちろん初期のジャルパックです(^_^;)



漢字生保の大型パック保険に批判的戦略をとってスタートした損保系生保
ですが、その損保が自動車保険や火災保険が大型パック保険に
なりつつ有る事は前回にも触れました。
これでは時代に逆行しているとしか私には思えないのですが
そうでもないようです。



それはお客様の方が、忙しくなったのか、考える事をしないで
パッケージを求める傾向があるという事です。



競合する商品が増えれば増えるほど、今度は逆に消費者は
比較検討する事は止めてしまって、一番売れている商品に
加入する傾向があるという事です。
売れてる商品が消費者の支持によって支えられているのなら
いいのですが、多くはそれを売ろうとする企業が仕掛けたものです。



電話のサービスや料金もKDDIとかNTTとかソフトバンクとか…
それぞれがメリットを言っても何が何だか私には判りません(^_^;)
保険商品も大型パッケージになって、あれもこれも補償しますという
豪華でカラフルなパンフレットを見せられたら、かえって思考停止を
誘導し、「みなさんが加入されているならコレで結構です」…
となってしまうのです。



思考停止さすような戦略をとる企業が悪いのか?
売れ筋の商品を勧められるままに買う消費者が悪いのか?
にわとりが先か、タマゴが先か、のようですが
これには問題が内在していると思っています。
 


それは最近の新しい保険販売の方法が、このようなパック商品
を多数社取り揃え、経験の浅い募集人でもマニュアルに沿って
販売すりようになれば、従順なお客様は薦められるがままに
契約してしまうかもしれないからです。



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