”保険金不払い”の対策は?


保険金の不払いが最初に問題になったのが05年2月のMY生命ですから
もう2年半以上が経過したことになります。
この時の不払いは保険会社が会社の収益性を回復さすため故意に
行なわれた悪質なもので私も驚きましたが、それほど世間的には大きな
話題にならなっかた事に私はさらに驚きました。(^_^;)



大きなニュースになってきたのは金融庁が生保全社、損保全社に不払いの
実態を調査させ、それを一斉に発表するようになってからです。



保険会社の経営陣が一列に並んで頭を下げ、
報道カメラのシャッター音とフラッシュが一斉に浴びせられるという
今やお決まりの謝罪会見が
保険会社ごとに連続で報道されれば、いやでも注目されます。



「2度とこのような事態にならぬよう…」と保険会社は謝罪を繰り返すわけですが
営業の現場からしか見ることの出来ない私のような代理店には
2度と”不払い”を起さないない為の対策がいまだに見えてきまん。



信頼回復の為という事で真っ先に導入されたのは【意向確認書】ですが
これが”不払い”に対する対策とどう関係があるのか?
私も何人かに質問したのですが明確な回答は頂けませんでした。



”不払い”が全保険会社に洩れなくあって、それが故意で無いとしたら…
保険を売る側の保険会社や代理店も、保険も買う側の契約者も
誰も保険の内容が判らないまま契約をしていた事にならないでしょうか。



各保険会社の不払防止対策のプレス・リリースを見ると、
保険金支払いの為の人員を増やし強化することや、
コンピューター・システムを構築することが書かれているようです。



しかし、コンピューターで調べなければ保険金や給付金が貰えるか
どうかも判らないような保険をお客様は求めているのでしょうか?



このようなコトに保険会社は資金を投入するという事は
これからも複雑で判りづらい保険商品を作り続ける方針なのでしょうか。
 


ほんとうに、やるべき事は…
お客様に充分に納得して加入頂ける保険を売るという
当たり前のことではないでしょうか。



しかし、この当たり前の事をするためには
情報開示をするための規制を全部とり外すことしかない!…
と私は思っているのです。(^_^;)



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