【個人情報保護法】のマニュアル化


個人情報保護法】も【コンプライアンス】と同じように
とても大切なことだと思いますが、それがマニュアル化されて
形骸化していくことが問題と思っているのです。



保険代理店にとっては本来から
そのお客様の”個人情報”は、最も重要な財産であって
いわば代理店にとっては【命】なのです。



その代理店にとっての【命】が重要だからといって
いろいろな規制やマニュアルを作って代理店に押し付けてくるので
これもまたハナシがややこしくなってくるのです(^_^;)



そもそも、契約者の個人情報は誰が取得しているものなのでしょうか。



当然、保険会社は保険会社だと思っているのでしょう。
確かに、保険契約は保険会社と契約者で交わされ、
代理店は文字通り保険会社の代理をするだけです。
しかし、その契約者はどのような人達かということです。



私のような一般的な代理店は、
契約者の大部分が何らかの個人的関係や日常業務の蓄積からの
お客様がほとんどではないでしょうか。
ようするに、代理店の持っている個人情報を保険会社に預けるのだから
こちらが保険会社にしっかり管理してくれ!、と言いたいぐらいなのです。



保険代理店がお客様との信頼関係の中でより多くの
個人情報を蓄積していく事で経営が成り立っていくのです。



例えば経営者がお客様の場合、企業内容はもちろん
その家族情報や個人的財産、そしてちょっと複雑な個人的情報や財産
に至るまで地道なお付き合いの中から得た個人情報があるほど
信頼され、また適切なコンサルタントが出来るのです。



ところが【個人情報保護法】の施行で保険代理店に対しても
このような表示が義務づけられ(これでギリギリ簡素化^_^;)
また個人情報を扱う時のマニュアル?が与えられます。



例えば、契約者からの事故報告は個人情報を知る事になるので
まずはその事を確認をした上で報告を聞け…とか
保険契約の前には代理店名や立場・氏名を必ず名乗って…とか
そんな他人行儀なことをしていたら、信頼関係が薄れてしまう
かもしれません。



あくまで私見ですが【個人情報保護法】そのものが
人間関係を希薄にしていくような気がしてなりません。
これから少子高齢化時代を向え、ますます家族の人数も減り
孤独な老人も増えていくでしょう。
そんな中では逆に個人情報を開放し、地域や社会が支えあった
人間関係を深めていく事の方が重要なのではないでしょうか。
 


でも現実には、何をするのも”本人”でなければ手続きが出来ない
とか、どんどん窮屈になっていくようです。



個人情報はなるべく知らせたく無いという人達が増えた事はたしかです。
そんな人達にとっては、簡単に加入出来る通販や
事務的に加入出来る保険商品が良いのかもしれませんね。
保険会社がそれらのニーズに対応するために
マニュアル化・効率化を薦めているのでしょうか?(^_^;)



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