【コンプライアンス】のマニュアル化


保険募集の仕事をしているとやたら【コンプライアンス】という言葉が出てきます。
日本語に訳せば【法令遵守】(ほうれいじゅんしゅ)です。
…ようするに法令を尊重して守る、と云うことで
当たり前の事です(^_^;)



でも、こんな当たり前のことをぎょうぎょうしく【コンプライアンス】と銘打って
保険会社がマニュアル化した規制を代理店に押し付けてきます。
 


一昨年の私のホームページ閉鎖騒動の時は…
私のホームページが『保険会社から募集文書の承認番号を取っていない!』
との告発?!がTNA社に入った事から始まりました。



今、私の目の前のパソコン画面にTN社の
コンプライアンス総合確認テスト】の問題文が表示されています。



(問題文6)…代理店が独自に「保険募集に使用するチラシ」や
「保険商品が掲載されたホームページ」を作成・使用する場合は
事前に保険会社のチェックを受けなければならない。
1.正しい
2.誤り



というものですが、正解は1、
すなわち保険会社のチェックが必要と、
コンプライアンス総合確認テスト】に書いているのです。



私のホームページは保険会社の承認を得た形跡がないので
コンプライアンス違反だから金融庁に訴えるというのです(^_^;)



私は逆に、保険会社の承認を得るためのホームページでは
消費者に正しい情報が伝えられず、
その方が消費者保護を基本とする保険業法では
広い意味でのコンプライス違反になると思っていたのです。



しかし、この時の保険選びネットでの掲示板では
私がコンプライアンスをまったく無視した無法者のように
集中攻撃を受けてしまいます。(^_^;)



私がこの騒動でもっともショックだったのは実はこの事でした。
保険会社は…というかTNA社は私のHPに対して最初から寛容で
”告発?”あって、あわてて対処せざるを得なかったという感じでした。
私を告発したのも、掲示板で私を非難してきたのも
いわば私の同業者だったのです。



彼らの言い分を集約すると
「どんな理由があろうと決められたルールをは絶対守るべきで
それを正当化する理由はまったく無い!」…というものです。



ここでは私が【ルール】と書きましたが、
掲示板では【法令】【保険業法】【内規】そして【コンプライアンス】と
色々な言葉が定義もさだまらず入り乱れます。



私が最も最重視していたのが、
保険の募集行為を定めた唯一の法律【保険業法300条】です。
それは消費者保護の精神を基本に書かれたもので
『代理店のホームページは保険会社の許可なくして公開しては
ならない』とは、どこにも書かれていなのです。



たしかに、マニュアル化された【コンプライアンス】の事項には
書かれており、それを守る事も大切かもしれません。
適正な例えでは無いかもしれませんが…
制限時速を守る事と、人命に関わる事態と、
の判断の時も前者が優先されるのでしょうか?



マニュアル通りのプログラムされたロボットのように
自分の頭で考える事を止めてしまった
同業者が大勢いる事に私は恐怖感さえ感じたのです。



その後に、このような本が出版されている事を知り
とても心強くなりました(^_^;)



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