【保険商品の比較広告】をマニュアル化すると…


どうも【意向確認書】のハナシになると熱くなって終ってしまいました(^_^;)
マニュアル化・パターン化の実例を、もうひとつ課題にします。
 


それは【保険商品の比較広告】の問題です。



『保険商品は比較してはいけない』と
思い込んでいる人がいるようですが、これは誤解です。
『誤解される恐れのある比格はしてはいけない』と
とごく当たり前の事が書かれているにすぎないのです。



公開された掲示板での相談で、私が扱う保険商品のメリットや
具体的な保険料の提示などをすると「それは業法違反だ!」
抗議する同業者がいたりするのですがスジ違いです。(^_^;)
 


でも『誤解をされる恐れ』…という文言が効いているのか
私のようにネット上ではっきり商品名も保険料も明解に開示して
”誤解の無いように”している代理店は少ないようです。



たしかに『誤解をされる恐れ』…という文言はとても曖昧です。
そもそも人生なんて誤解の積み重ねで成り立っている…
なんてことも言われます。(^_^;)



こんな曖昧なものだから
私は「規制なんてほとんど無い」と思ってしまうタイプですが(^_^;)
保険業界はとても慎重な人達が多い世界ですから
「規制が厳しくて比格なんて出来ない」と判断してしまうようです。



そこで、このままだと消費者が保険商品を選ぶ時の
判断基準がなければ困るだろうから
金融庁の旗振りで、比較広告の基準すなわち…
マニュアル化・パターン化をしようという計画があるようです。



さて保険比較がマニュアル化・パターン化が出来るでしょうか?
まず不可能だと私は思っています。
そもそも保険商品は比較できないように
複雑に作られていると私は思っているからです。(^_^;)



それでも金融庁の指導のもと比格の基準を決めてマニュアル化したら、
こんどはその基準をクリアした保険会社にとって都合の良い、
保険比較で優位にたつ、
保険商品を開発してくるかもしれません。



また、私が最も恐れるのは…
このような基準が成立し、マニュアル化が薦めれると、
そのマニュアルに従っての比較以外は認めない!
なんて事になることです。
 


消費者に必要なのはマニュアル化されたお仕着せの情報でなく
加工されていないナマの情報です。
そして消費者自身が自己責任で自分の頭で考えて
保険を選び出す事の方がずっと合理的でフェアーだと
私は思っているのです。



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