【意向確認書】の効率性について


●保険は複雑な商品だからこそ、マニュアル化・パターン化して
 誰でも販売出来て、誰でも理解出来るようにするべきだ。



●保険は複雑な商品だからこそ、マニュアル化・パターン化などで
 契約者に充分な情報を伝える事が出来ない。



もちろん、私は後者ですが、
前者の考えの方がどうも優性なようです(^_^;)



実際に押し進められているマニュアル化・パターン化を
もう一度、検証してみましょう。



まず何と言っても保険業界を揺るがした【不払問題】の問題です。
その根源にあるのは…
そういう決まりです」「そうなっています」と
マニュアルを見るだけで、自分の頭で思考することを
やめてしまった事にあると私は思っているのです。



次に【意向確認書】の登場です。
これもマニュアル化・パターン化の典型だと私は思っています。
(この事もこのブログで書いてきましたが、おさらいです)



私は契約者が保険契約にあたって意向を確認する事は
大切な事だと思っています。
だったら、保険申込書をもっと判り易いものにして
その契約内容(補償内容)の横にお客様の確認チエック欄を設ける
だけで済むのではないでしょうか?



それを,わざわざ別のリッパ?な冊子を用意して、数多くの
確認項目を羅列して、全ての項目に確認のサインを貰わなければ
契約出来ない、というような【意向確認書】を突き付けられた
契約者の多くが、どのように思っているのか
保険会社は本当に理解しているのでしょうか。



もちろん中には【意向確認書】は素晴らしい事だと、誉めて下さる
お客様も数多くいらっしゃいます。
しかしそのようなお客様でも、ちょっと多忙な時に数件の”意向確認”を
求めると、めんどうに思われて「サインをすればいいんだね!」
なんていうのです。(^_^;)



お客様の考えや年齢やレベルに至るまで千差万別です。
でも、全ての契約者から全てOKの確認のサインをしてもらった
パターン化した画一的な【意向確認書】を貰わなければ
原則的には契約が成立しないようになってしまいました。



契約者が契約に関して本当はもっと知りたい事があったり
代理店からもっと説明しておきたい事があっても
保険会社がパターン化して用意した数多くの確認事項を
チェックするだけで時間をとられてしまいます。



このようなカタチで大量のテマと時間と紙を消費させ
契約者から効率的?に【意向確認書】を取り付けることが
すべての代理店に義務づけられているのです。



このような効率性をどう思われますか?



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