保険は一般的商品とちょっと違います!


マニュアル化・パターン化・効率化によって
本当の意味での保険のプロが少なくなっていく事に
私は危機感を感じているのです。



プロがいなくても消費者にとって満足できるものが供給できるなら
まったく問題ないでしょう。
昔は、お寿司を外で食べる事は贅沢でしたが
今ではプロの板前がいなくても安くて効率的な回転寿司が外食産業の
一翼を担うまでになりました。
これから保険業界でも、そのような存在が出てくるかもしれません。



しかし、保険は外食産業や一般的商品とちょっと違います。



まず外食産業すなわち食事は人間、日に3回、年間で1000回以上
するわけですから、いくら回転寿司が安くて合理的といっても
毎日食べる人はいないでしょう、年に数回はプロの板前やシェフのいる
本格的な店に行くことがあるかもしてません。
すなわち…毎日?選択肢がある外食産業と保険はちょっと違います。



一般的に売られている商品のほとんどがシステム的技術開発の中で
職人やプロの手を通さなくても供給できるものです。
そんな中にプロの手作りもありますが、それは高価なものです。
すなわち…”その違い”や”価値”が充分に理解出来る一般的商品と
カタチが見えない保険はちょっと違います。



もうひとつ…
ほとんどの商品は自分の経験を元に購入します。
「あそこの回転寿司屋は美味かった!」とか
「あの監督の作品は見逃したことがない」とか
しかし、保険という商品を経験から買う人はあまりいません。
生命保険などは経験したら終わり!?です(^_^;)
自動車保険でも実際に事故に経験して、初めてその商品価値や
実態がわかるのです。
すなわち経験を元に買う一般的商品と
保険はちょと違います。



このように保険はちょっと複雑な商品なのです。(^_^;)



マニュアルは保険を売る側が作るものです。
そのマニュアルに従って…販売する者を”プロ”と呼べるでしょうか?



保険という商品は目に見えない高価な商品であるからこそ
プロの下から積み上げてきた経験がモノをいうのです。
お客様は保険商品を経験から買う事が出来なくても
代理店は日常業務の中から多くの経験を重ねたアドバイスが出来るのです。



上から(すなわち保険会社から)あたえられた知識やマニュアルだけ
を鵜呑みにして、それだけを忠実に守って
本当の意味でのお客様本位の営業が出来るのでしょうか。



年金問題の告発?で有名になった民主党の長妻議員は
年金受給者ひとりひとりと数年に渡って地道な取材を続ける事で
誰もが反論出来ないような説得力のある情報を構築していったのです。



保険業界からプロが消えないためにも
日常の地道な活動を大切にして
まずは、自分の言葉で情報発信をすることが
消費者のためにも、保険業界のためにも…
そして、なによりも代理店自身のためにも、なると私は思っているのです。



人気blogランキングへ



このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。