効率性の高い保険代理店とは?!


私は保険代理店というビジネスは、そもそもが非効率な仕事だと思っています。
いや、非効率だからこそ…成り立つビジネスだとさえ思っているのです。



しかし?保険代理店にも効率性を求められ大型代理店の時代が来るようです。
そして、大きな代理店だからこそ…効率性が求められてきます(^_^;)



ニワトリが先か?タマゴが先か?…の議論はさておいて
ココではまず、効率性の高い代理店が誕生することで、どのような利益が
生まれれるかを考察してみたいと思います。
   


(1)保険会社の”利益”
※小さな代理店を統合した、大きな代理店が誕生することによっての
 代理店一店あたりの管理コストの削減。
※マニュアル化・パターン化で、あらゆる諸経費の削減。



(2)代理店の”利益”
※合併・統合により同じ売上げでも代理店手数料は増える。
(代理店手数料は売上げ高が多いほすアップする累進性のため)
※マニュアル化・パターン化で、あらゆる諸経費の削減。



(3)消費者の”利益”
※マニュアル化・パターン化で、…判りやすくなる??



効率性の向上によるメリットを私なりに整理してみましたが
どうも(3)の消費者の利益は何なのか、私には浮かんできません。



消費者にとって、もっとも判りやすい”利益”は保険料が安いことです。
しかし、今まで個人の小さな代理店に加入していた契約者が
その代理店が統合され、大きな代理店になったからといって
保険料が安くなることはありません。



保険会社はこれまでの小さな代理店の時より、
多くの手数料を払う事になりますが
その分は、統合の主体となった大きな代理店が取っていて
直接あつかう募集人(代理店)に還元される事はないでしょう(多分)



消費者にとって次に…
マニュアル化・パターン化によって保険が判りやすく、加入しやすく
なったという事も聞かれますが、はたして本当にそうでしょうか。



保険という商品はこのブログで何度も触れましたが(^_^;)



生命保険は生涯を保障する、買い替えが効かなくなる可能性もある
住宅に次ぐ高い買い物で、人の数だけニーズもあります。



損害保険は契約すれば終りということの無い、
地味なフォローが求められ保険だと私は思っています。



そんな商品に効率性を求めているのは
保険会社と、その流れにうまく乗った保険代理店ではないでしょうか。
もっとも重要なはずの
お客様すなわち契約者にとっての本当の利益(メリット)が
私にはどうしても見えてこないのですが、誰か教えて頂けないでしょうか。



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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