保険業界における『中抜き』とは?

『本題に入る前にチョット…
 タイトル【ネット時代!保険の歩き方】で連載してきましたが
 このままでは何時までもこのまま終りそうもなくなって来たので(^_^;)
 今回から回ごとのタイトルでいきたいと思います』



インターネットが及ぼす大きな影響として【中抜き】が良く取り上げられます。
イカーや農場から直接、消費者に商品が届くようになって、
問屋などの中間業者が要らなくなるというような事です。



さて、そんな中で
「保険代理店も”中抜き”でやがては消えていくだろう」という話をよく耳にします。



でも、ちょっとヘンです。
保険会社が直接、消費者に保険を売るようになれば”中抜き”もおこるでしょう。
しかしベンチャーの保険会社ならともかく、
既存の保険会社が代理店や募集人制度を廃止するという話は知りません。
それよりも保険の販売チャネルの多様化によって、
保険会社は”保険メイカー”としての機能が高まっていく可能性の方が
高いのではないでしょうか?



どうも、このような事が言われる背景には、ヤッパリ(^_^;)
従来の古い代理店は淘汰して効率性・収益性の高い代理店を作りたいという
流れからくる”詭弁?”のように私には思えてなりません。



消費者が保険会社から直接に保険を買うというような事は
”共済”の普及であるていど、あったとしても
日本の保険文化を、いや世界の保険事情を見ても
代理店や募集人が完全に消滅することは考えられません。



保険業界においては”中抜き”はありえないと言いましたが…
実は私はインターネットを駆使して保険相談をする事で
”中抜きに近い”手ごたえは充分に感じているのです(^_^;)
 


相談者の多くは、山ほどの保険情報に判断がつかなくなり、
私のネット上の発言を見てメールしてきます。
私は相談者が持っている疑問や要望に対して徹底して
答えることに専念し、相談者が自分の頭で考え判断してもらう
事に徹するだけで、こちらから深追いする事は一切ありません。



そのままメールが途切れてしまう相談者もいますが(^_^;)
かなりのブランクがあってから
「やっぱりDr.KENさんの言われている事が納得出来ました」とか
「誕生日が近くなったので」
とかのメールを頂くことも少なくありません。



どこを”中抜き”したという訳ではありませんが…
保険という商品は…基本的に販売する側の都合が優先されたものが多く
契約者には判りづらい”バリア”のようなモノがたくさんくっ付いています。
そのようなモノをとりはずす…
しいて言えばですが”中抜き”をしたようです。



お客様も『産地直産』の顔の見える農家から無農薬の有機野菜を手に
したような気分になって頂けるのではないでしょうか?(^_^;)



少しでも値段の安い野菜を買いたいというお客様もいれば
顔の見える産地から納得の出来る安全な野菜を買いたい
というお客様もいて、消費者のニーズは多様です。



ただ、インターネットという視点で保険の将来を考えた場合
後者に理があるように
私には思えるのですが、いかがでしょうか。



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