ネット時代!保険の歩き方 (42)


17日(金)には【損保業界ノススメ】のOFF会にYUKI(妻)と参加してきました。
その模様は私のホームページのコラム【週間KEN】に掲載させて頂きました。



さて、前回は『保険会社は個々の代理店と真摯に向いう事が大切』
という事で結びましたが、もう少し具体的な話をしたいと思います。



1ヶ月ほど前に代理店仲間から
「読売のオンライン・ニュースを見たか?」と電話がかかってきました。
その友人も仲間からの電話で知って、業界通?と思われている私に
内情を聞いてみようと訊ねてきたようです。



その友人は…『5000万円以下の代理店は日新火災に移管されるなんて!
合併するか大型代理店に吸収されるか
どちらかを選らばなければ代理店を辞めろ!っていってるみたじゃないか』
と怒りまくっているのです(^_^;)
たしかに記事だけを読むとそのように取れます。



しかし、本当に東京海上日動がそんな事をするでしょうか?
すなわち【東京海上日動の契約も代理店も日新火災にやってしまう】という事を。
今、どの業界を見てもマーケット・シェアを何割とるかで争って規模の拡大を
めざして合併が繰りかえされているのです。
東京海上日動は損保業界トップを常に走り続け、その地位にあることを
ブランドにもしてきた保険会社です。



年間保険料収入5000万円といのは…
損害保険、すなわち自動車保険や火災保険といった掛け捨ての保険料が
年間で5000万円あるという事です。
一契約が平均5万円としても1000件です。
これには積立保険や海上保険、それに生命保険は含まれません。



でも、全国に65,000もある東京海上日動の代理店で5000万円以上の
代理店がどのくらい、あるというのでしょうか?
というより、5000万円以下の代理店が東京海上日動の総売上の
どのくらいを占めているのか?という事です。
それを、そっくりそのまま別会社の日新火災に移管して
自らシェアを失うなんて行為をするなんて”ありえない”のです。



やるとすれば…日新火災を完全に吸収合併して東京海上日動もしくは
”ミレア”の統一ブランドとしての体制を整えてからです。
そうなれば、東京海上日動日新火災も、まったく同じ保険会社で
同じ商品を扱う事で、東京海上日動(ミレア)の業界のシェアは
さらにアップするというわけです。(^_^;)



そこで、吸収した旧日新火災の役割として5000万円以下の代理店を管轄
しようというのは、代理店にとしてクチを挟むことではないので
「お好きにどうぞ!」としかいいようがありません。



私が問題にするのは、なぜこのようなニュースが流れたのか?
そして、このニュースに対してのコメントは一切なく
担当者に聞いても、まったく判らないというのです。



でも、何かの意思が働いたからニュースになったわけです。



考えられる事は、このようなニュースがある事によって
「そうなる前に早く代理店同士の合併をしなければ」
と、代理店にプレッシャーをかける効果があるかもしれせん。
でも、それで良い結果が生まれるのでしょうか?



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