ネット時代!保険の歩き方 (41)


【保険会社は保険契約締結の全責任を代理店に転嫁させる】
…という仮説を立てると、
小さな個人代理店を大きな代理店に統合していこうという
保険会社の戦略も理解出来ます。



個人で細々やっている代理店では、あらゆる保険種目を扱い
その算出を一人でやる事は大変ですが…
大きな代理店だったら、それに対処する担当者を置いて
マニュアルにしたがって効率的な処理が出来るという事でしょう。



【保険会社は保険契約締結の全責任を代理店に転嫁させる】
…という仮説を立てると、
お客様との契約上のトラブルやコンプライアンス上の問題から
保険会社は開放され保険会社としてのイメージ・ダウンを
最小限に留めることが出来るかもしれません(^_^;)



『保険金不払い』は完全に保険会社の問題であって
お客様や代理店には責任がないはずです。
しかし、その直後から保険会社が取った対策は『意向確認書』で
”営業の現場”…すなわちお客様と代理店に契約内容の確認と
その責任をに押し付けました。



このスリカエに、なんだかキツネにつままれたような気がした
契約者も、そして代理店も少なくないはずです(^_^;)



我が国では損保にしろ生保にしろ、直接保険を販売するのは
代理店や募集人で、保険会社とは切り離しているのです。
そして何かトラブルが生じた時の保険会社のショック・アブソーバー
的存在でもあると、私は経験上も感じているのです(^_^;)



したがって…
【保険会社は保険契約締結の全責任を代理店に転嫁させる】
という事を明確にしてくれれば…それはそれで
個々の代理店が、自分の頭でどう具体的に対応するかを
考えていけばいいのですが、
プライドの高い?保険会社は
【全責任を代理店に転嫁させました】何て決して言わないでしょう。
あいまいな形のままで作業と責任だけが転嫁され、
また、キツネにつままれるのでしょうか(^_^;)



保険会社は金融庁の顔色や自分たちの都合を優先せず
まずはお客様を大切に、
そして個々の代理店と真摯に向い合うことが
今こそ大切だと老婆心ながら思うのですが…。



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