ネット時代!保険の歩き方 (38)


保険を成長産業と見るか…
成熟産業と見るか…
マーケットをどう見るかで保険会社の戦略は違ってくるはずです。
私は保険はもう完全な【成熟産業】だと思っています(^_^;)



ファストフードのハンバーガー店のようにマニュアルを推し進め
保険商品や販売方法の標準化を図っている事。
外資や他業種からの保険ビジネス参入が続いている事。
銀行窓版を始め販売チャネルの多様化が進められている事。



でも、これらの動きを見ると
【成長産業】でもあるかのようです(^_^;)



しかし、こういった所で扱われるであろう保険も
自動車保険や火災保険それに医療保険・生命保険といった
従来からあるゴク一般的な保険がほとんどのようです。



自動車保険がどんなに普及してもクルマの台数以上には売れません。
生命保険や医療保険には1人で何件も加入する事は出来ますが
我が国の国民が支払う保険料は世界でもトップクラスと言われています。



私は不思議でならないのは、どう見ても飽和状態の保険市場に
新たな販売手法や商品性に斬新さが加わったとしても
”保険を効率的に手間ヒマをかけずに大量に売っていこう!”というのが
保険業界の大きな流れのようなのです。



【成熟産業】に求められるのは
大量に効率よく保険を販売することではなく、
効率が悪くても手間と時間をかけて販売すること。
そして顧客をしっかりとグリップしていく
”ブランド化”ではないでしょうか?



それは私が多くにお客様とメールのやりとりをして
得た実感にほかなりません。



保険会社はそんな事をしていたら儲からない…
というのかもしれませんが、
テマヒマかけて保険を売るのは代理店で保険会社ではありません。
これも私の経験からですが保険はテマヒマかけて売った方が
継続率が高く、結果的に代理店には有利なのです。



保険会社が企業としてもっと発展成長したいというなら
目を向けるところは他にもあるはずです。



世の中には、ありとあらゆるリスクに溢れているのですから
それに対応する保険を開発する事。
それと海外進出です。



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
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