保険金不払いに思う ⑰

正直な気持ちですが…
お客様から「サインが出来ない!」と言われたときはホッとしました。
それまでのお客様は充分に納得は出来ないまま、最終的には私が困るだろう
と同情と信頼でサインを頂くコトに、私は心苦しさがあったからです。



そのお客様も最後の方では、そのような気持ちになりかけたのですが、
私の方から、本当ににサインが無ければ絶対に契約が成立しないか
TN社に確認してみます、と言ってお客様宅をあとにしました。



こんな難解な【意向確認書】に全員がサインするとは考えられません。
たとえ数%の拒絶者だとしても全契約者となると結構な数になるはずです。
したがって理屈上から考えても
保険会社がその救済処置を持っていないわけがないと思っていたのです。



しかし最後の最後になるまで担当者は教えませんでした、
ひょっとしたら担当者も知らなかったのかも知れません…でもなぜでしょう?



このような状況の中で、すべての申込書にはサインされた【意向確認書】
が添付され、それらはスムーズに契約が成立していきます。
担当者が言うには”契約者からサインをもらえかったは私が始めて”
だそうで、すべての契約者は”納得して”サインをしているそうです。(^_^;)



つぎからつぎに色々な種類の複雑な保険が発売され!
契約者にはとうてい消化しきれないような大量の紙が
パンフレット・見積書・約款・申込書・重要事項説明書・意向確認書として
どんどん印刷され消費されます!



チャップリンの【モダン・タイムス】のシーンを連想してしまうのですが…
いかがでしょうか?(^_^;)


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
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