保険金不払いに思う ⑫

実際に私は何人ものお客様と一緒にこの【意向確認書】の作業を行なっています。



自動車保険や火災保険の更改契約の従来からのお客様には、
なぜ今回から、このような【意向確認書】が登場することになったかを
まずは納得頂けるように説明しなければなりません。



私自身が、その必然性に疑問を持っているのですからヤッカイです。



結局、もっともお客様が簡単に納得してもらう話法は…
「ご存知にように保険金の不払いとか、いろいろ不祥事やトラブルが続いており
その対策の一環として、このような資料で更新や契約の時に、お客様に
確認して頂く事になりまして…」ということです。
すると、お客様は…
「そうだよね、なんだか良く判らないけど、肝心な時に保険金を払って
もらえなければ意味がないからね」なんてスムーズに納得してくれるのです。



しかし、これこそ私がこのブログで異議を唱えている、不適切な保険金不払い
の本質から目を逸らす詭弁的な話法を使ってしまっているのです。
でも、ここでの私のミッションは契約者に【意向確認書】十数か所の全項目に
エスの確認をしてもらいサインを頂くことです。(^_^;)



お客様は大きく分けて2つのタイプに分かれます。
【意向確認書】のボリュームと細かい活字を見ただけで「カンベンしてよ!」
と言ってサインだけして任せるというタイプ。
逆にねほりはほり色々と疑問点を細かく訊ねてくるタイプです。



先日こんな事がありました。
保険金が支払われい場合を確認する項目で
お客様は色々なケースを聞いてこられ、私にも明確に答えれない質問があり
お客様の前からケータイでTN社の支社に電話をしました。
電話に出た担当者もよく判らないから、折り返し電話をするというので
「急いで電話をくれ!」と私はいいました。
その担当者は少々ムッとした口調で「具体的な事故でもあったのですか?」
と、切り替えしてきたので、私は怒鳴ってしまいました。



「今、お客様の前で【意向確認書】のひとつひとつの確認をして、その事で
お客様は色々質問されているのだ!…それに誰も忙しくて回答出来ない
というのなら24時間対応のヘルプ・デスクを作れ!」…と(^_^;)


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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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