保険金不払いに思う ⑩

社会的責任のある団体が不祥事をおこしたら
その原因と実態を自ら明らかにし、二度とそのような事が起きないように
その対策を公表するのが常識となってきました。



各保険会社は同じ様な謝罪記者会見とプレス・リリースはしましたが
明確な実態や対策をディスクローズしたでしょうか。
少なくとも私には、伝わってきません。



そのような中で、
具体策として登場したのが【意向確認書】です。
お客様は契約内容を充分に理解したというサインが義務付けられたのです。



約10項目位の確認箇所があり、ひとつでも”No”があれば
契約をする事が出来ません。
(その内容はナマヤサシイものではありません^_^;)



今回の一連の不祥事の根本的な原因は…
保険商品が複雑化し保険会社ですら判らない保険を作った事。
また安価で簡単な告知で加入でき、
それを売る側も高度な商品知識を必要としない
パック型の医療保険などが主力になっていった事。
そのような事だったのではないでしょうか。



”そのような保険商品”を作っておいて…
商品や体制にはメスを入れずに
お客様がその保険の契約内容を”充分”に確認したという
”サイン”をしなければならないのです。



契約者が契約内容を確認して加入する事は
あたりまえの事です、しかし……



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
そして、こらからのライフ・スタイルに適応した納得できる保険撰びが出来るよう
Dr.KENの熱い思いを込めたもので、特定の団体や商品を中傷するものではありません。