保険金不払いに思う ⑤

なぜ? 昔から生命保険を販売していった漢字生保は、その商品をどんどん
大型化・パッケージ化して契約者に判りづらいものにしていったのでしょうか?



なぜ? 昔から自動車保険を販売していった大手損保会社は、その商品をどんどん
大型化・パッケージ化して契約者に判りづらいものにしていったのでしょうか?



それにはこのような理由が考えられるのではないでしょうか。
●大型化・パッケージ化で主力商品としてのイメージ広告でCM効果も発揮させ
 専門知識がなくても効率よく販売をすることが出来る。
●価格競争が激化する中で主契約の保険料は下げざるをえず
それによる売り上げ高の下落を防ぐため”特約”をつけて単価アップを狙った。



ようするに、多くの既存契約者を抱えて守りに入った保険会社は
それまでのブランド力に甘えて
安易で効率よく販売できる大型パッケージ保険に走ったという
ことではないでしょうか?
 


私は漢字生保の大型パッケージ保険をコンビニの弁当にたとえていました。
何品かのパターン化した商品を取り揃えていれば誰にでも販売出来るからです。
それに対して、一人一人の嗜好を聞いて素材から料理を作っていくのが
私の仕事だと自負していたのです(^_^;)



ところがTNA社の医療保険を初め新発売される保険商品の多くが
パターン化された定型商品に私には見えてきたのです。



そしてTN社のホンマルである自動車保険までがそのようになり
更改申込書には自動的に特約をパックされたものが案内されます。



まともな研修もせず、次から次にパターン化した商品を発売し
代理店と保険会社の距離をどんどん遠くして、
ただ効率性と生産性を求めて、
マニュアル通りの対応しか返ってこなくなっていきました。



我々代理店仲間の間では
「もうプロの代理店はいりません、なんて時代になったのかね」
と嘆きの声が囁かれるようになっていたのです。



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このブログは少子高齢化・自己責任時代に向けて保険がその社会的責任を果たせるよう
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